読書嫌いのための図書室案内

読書嫌いのための図書室案内

770円 (税込)

3pt

読書が嫌いな高校二年生の荒坂浩二は、ひょんなことから廃刊久しい図書新聞の再刊を任される。本好き女子の藤生蛍とともに紙面に載せる読書感想文の執筆を依頼し始めた浩二だったが、同級生の八重樫、美術部の緑川先輩、生物の樋崎先生から、執筆と引き換えに不可解な条件を提示されてしまう。その理由を探る浩二と蛍はやがて、三人の秘めた想いや昔学校で起きた自殺事件に直面し……本をめぐる高校生たちの青春と秘密の物語

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読書嫌いのための図書室案内 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    ずばりこの本こそが「読書嫌いのための図書室案内」であると思う。読書嫌いな人はどうにか頑張ってこの本を読んでほしい。読書がだという人はなぜ本を読むのか。そういう人たちは意識していないかもしれないがこの本では本を読むべき理由、読みたくなる理由が書かれている。それいがいにもただの設定かと思われた何気ない一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月09日

    とてもおもしろかった!
    学園・青春・ミステリー等の要素、読みやすい文章、起伏のある展開。とても良いバランスでミックスされていて、自然とページが進みました。

    これでまとまってると思いつつ、"そこ"が分かった上での続きなりサイドストーリーなりが読んでみたいなという気持ちにもなってた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月25日

    高校生の軽い青春ものが読みたーいって気分になって読み始めたものの、現実にある作品も出てきて(それを読んでいたらもっと楽しめたかもしれない)ストーリーも誰も傷つかないし、、読後がスーッとします。そして、主人公2人!!!強くて勇ましい!!

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    Posted by ブクログ 2022年12月04日

    読書が嫌いな荒坂と本の虫とされる藤生の2人が図書新聞の刊行のために、ある3人に読書感想文を依頼するところから始まる青春ミステリ。

    たしかに同じ本を読んでいても好みだったり、またその中でも捉え方が違ったりする。その人の経験とか価値観、環境などが垣間見えるから面白いのだと思う。
    主人公がなぜ読書嫌いな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月28日

    私自身、学生時代に図書委員だった経験もあれば、図書新聞の様なものを制作した経験や、本来飲食禁止の図書室にあって唯一例外の司書室でお茶やお菓子を食べたり、あるいは、閉架書庫に入って珍しい書物を見たこともあるので、内容に親近感を持った。

    まぁ、高校生の男女が、暫くの間共同作業を行っているという話なので...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月09日

    本は読む人によって解釈が変わるというのは当たり前なことかもしれないが非常にためになった。これからはいろんな人にいろんな本の感想や解釈を聞こうと思う。また、本は予言の書であるというのも新しい視点だった。

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    Posted by ブクログ 2021年12月30日

    ミステリタッチの青春もの。交換条件を果たそうとする、にわか図書新聞編集者の二人は、いわば「謎を解く」ことになるが、ミステリに全振りしているわけではないから、推理そのものはかなり緩い。けれど、このお話の雰囲気で、針で突いたほどの隙もない論理の大伽藍など打ち立てられたら、それそれでおかしいだろう。緩いけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月06日

    読書が嫌いな荒坂は読書が嫌いだからという理由で図書新聞の再刊を新しく赴任してきた司書から任されることになる。本好きの藤生が協力してくれることになり、手始めに読書感想文を各方面に依頼していくのだが、青春事件に発展していくことに。。。

    読書、読書感想文、読み手の感想の違い、推察考察、青春のような事件 ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月24日

    近所の本屋で何気なく手にした本。帯に小島秀夫さんの「いとも簡単に”読書の真髄”を教えてくれる。なんとも素晴らしい小説だ。」とのコメントに興味を持ったので購入した。
    読書に興味のない高校二年生の荒坂浩二さんが、楽な仕事と思って入った図書委員。そこで図書新聞の再刊を任されてしまい、同級生の読書好きの藤生...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月26日

    かなり読みやすさがあるが、中身がないわけではなく文豪の歴史や作品の背景、さらには評論も知ることができる。個人的に万人受けする本といった内容だった。
    ただ、主人公の思考は明らかに啓蒙されているくらい深く考える力があり、明らかに読書が嫌いではないんだろうなと思ってしまった。これについては、あまりにもリア...続きを読む

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