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堀江貴文、藤田晋ら“ヒルズ族の兄貴分”と呼ばれた男。
ネットベンチャーが続々花開いた時代に、USENの宇野康秀社長は、フジテレビからホリエモンのライブドア株を購入したり、プロ野球の新規参入問題などで、メディアの脚光を浴びました。2001年には、平井堅、米倉涼子らとともにベストドレッサー賞も受賞しています。
しかし華やかに見えるその半生は、挫折と試練の連続でした。
父親の元忠は大阪ミナミで有線放送の会社を興し、裸一貫、全国を制覇した立志伝中の人物です。ところが無断で電柱に有線のケーブルを引いたり、ライバル会社のケーブルを切ったりという悪どいやり方は、息子である康秀に巨大な負債となってのしかかります。
やっとのことで有線放送の会社をブロードバンド事業へと導いた宇野の手腕。しかしこれからという時に、リーマンショックによって経営は暗転し、融資を受けた銀行団との壮絶なバトルが始まるのでした。
起業家の資質とは何か、起業精神の本質はどこにあるのか。
壮大な事業に挑んだ宇野元忠、康秀父子の生き方を軸に、若き日の孫正義、三木谷浩史、藤田晋、村上世彰ら、錚々たるベンチャー創業者たちの興亡の歴史を鮮やかに描きます。
Posted by ブクログ 2021年06月21日
テレビニュースで見た方だったのでどんな方か知りませんでしたが、読んでみて僕自身が思っている印象が変わりました。
外見が良い方や、ユーセンという事で
あまり良く思ってなかったのですが
本当はいくつもの起業を行い、失敗や挫折を繰り返した素晴らしい経営者と感じました。
本の前半は父親の話し、中盤はイン...続きを読む
これを読んでいたらUSENを次の会社に選んでいたと思う。
そう思えるような創業者のお話でした。
是非多くの方に読んで頂きたいです
Posted by ブクログ 2023年07月26日
仕事に対してモチベーションが下がっているときに是非読みたい一冊。
こんなにも仕事に対して一所懸命、夢中になれるだろうか。
特に印象的だった言葉が
「経営者としては尊敬していた父にライバルといわれたことがただ嬉しかった」のところ。
きっと本気で仕事に取り組んでいたからこそ、感じられるのだと思った。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月04日
現在USEN-NEXT HOLDINGSのCEOである宇野康秀氏が大阪有線の創業者である父を含め自身の生い立ちや事業を承継するに至った経緯や起業家としての苦悩を書いた一冊。
高度経済成長の波に乗って有線事業で一躍トップとなった大阪有線社の創業者の次男として生を受け、学生時代を経てリクルート社へ入社...続きを読む
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