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「デジタルはすでに『哲学』の一領域です。本書でぜひ『リベラルアーツ』としてのデジタルを学んでください」
山口 周氏推薦!
本書は、「ぼくたちがもっと自由に生きるにはどうすべきか」を考え抜くために書かれました。
かつて自由とは、所属する国家との関係性によって得られるものでした。
しかし、GAFAの権力が社会保障からベーシックインカムまでを担うかという、前代未聞の時代が来ようとしています。
そこでぼくたちの人生は、アルゴリズムに支配されるのか? それをもっと自由に生きるための「武器」にできるのか?
人類が直面するこの難問の答えは、「アルゴリズム フェアネス」という言葉のなかにあります。
本書で尾原氏は、AIがもたらす圧倒的に自由な世界を描きつつ、仮想通貨リブラ、GDPR、信用スコアなど最先端の潮流、そして「分散」に向かうインターネットの本質も踏まえ、そこでぼくたちの自由を増やすにはどうするか? そのために何ができるか? ということを、「アルゴリズム フェアネス」という言葉を補助線に読み解いていきます。
iモード、リクルート、楽天執行役員として日本のブラットフォームを、グーグルで世界のアルゴリズムを知り尽くした人間だからこそ書けた、渾身の一作。
断片的な情報と情報とがつながり、読後には目の前の世界がまったく違って見えてくる、まさに「『リベラルアーツ』としてのデジタル」の誕生です。
【目次】
序章 「アルゴリズム フェアネス」とは何か
第1章 AIが生み出すワクワクする新世界
第2章 国家を超えるプラットフォームの権力
第3章 「国というアルゴリズム」が選べる時代
第4章 ブロックチェーンと究極のフェアネス
第5章 自由を増やす「ハンマー」を手にしよう
Posted by ブクログ 2021年06月29日
全ての人にとって、真のフェアを実現させるためには、アルゴリズムを活用しながら、一人一人が特定のアルゴリズムに依存せず、自分がフェアと思うアルゴリズムを選択していくことが重要。
ポイント
・人間をある方向に導くための4つの方法
規範、法律、マーケット、アーキテクチャ
・ゲッペルスのラジオに相当する...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月11日
アルゴリズムが支配する世界は、一見するとジョージ・オーウェルが「1984」で描いたディストピアのように思われるが、そこに「フェアネス」が保障されていれば、むしろ多くの人々がより幸福になれるユートピアになるだろう。
たとえばあらゆる仕事はAIのアシスタントによってより効率化され、さらに多く稼ぐための手...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月22日
少し前の本なので、知ってる話が多いかな~と思って読んでいたのですが、
自分の知らないことや抜けていることもあって、とても参考になる本でした。
ネット時代になって、国家がフェアネス(公平)のルールを決めていたのが、
GAFAを始めとするネット企業が独自のフェアネスを決め始めたという本。
一人一人の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月31日
インターネットはもともと、軍事的な理由から分散型のコンピュータネットワークを作ろうとしたものであり、また、データベースを効率的に管理したい学者たちが作り上げたものでもある。その成り立ちからして、権力者による管理と、自由な民衆という二面性を持っている。
本書は、国に管理されるだけでなく、GAFAに代...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月01日
「アフターデジタル」で語ってもらったことと内容は一緒だ。
もう少しかみ砕いて初心者でも分かりやすい形で言い直してもらったような感じ。
それだけに正直物足りない部分も多かった。
(「はじめに」で「自由」についての前振りはしているが)後半になっての「自由を得る」ための話は「なるほど。そういう考え方もある...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月23日
ユーザーはフェアネスを求めるから、GAFAなどの提供者のアルゴリズムは競争原理が働き、基本フェアになるという論調でした。
掘り下げは技術的にも思想的にもかなり浅く、語られる事例も著者の他の本と重複するものが多い印象です。
個人的には物足りないと感じましたし、知識をある程度持ってる人ならば物足りなく感...続きを読む
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