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高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信じてくれる、沙希の笑顔だけが救いだった――。理想と現実の狭間でもがきながら、かけがえのない誰かを思う、不器用な恋の物語。芥川賞『火花』より先に着手した著者の小説的原点。
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Posted by ブクログ
永田ほど人間らしい人物を見たことがない。ドス黒い腹の中を全て描写してくるから最悪だし、面白くて仕方ない。 日常を描き、次第に心の闇を浮き彫りにし、最後に泣かせにくる作品のあざとさについて批判的だった永田が、質の高さの暴力に晒されて認めざるを得ない状況に陥るが、この小説自体がそれを再現しているのが凄い...続きを読む。まんまと泣かされた。又吉は謙虚に見えて豪胆だと思う。
主人公はとことん醜い。 が、心が表面にのみある浅薄な人物ではなく 自分を正当化しようと足掻く愚かさがあるがそこに人間らしさがあると思った。ただそんな姿を見させられると自分の愚かさも考えさせられる。 誰もが隠そうとする醜い部分があるのだと思う。 他の方も言っていたが話の構成が始めと最後で一つの公演を...続きを読む見ているかの様で良かった
環境とか状況はまったく違うんだけど、気持ち的な部分で「逆」劇場状態に自分がなってて、うわぁ…なんかちょっと沙希ちゃんのこの感じ分かるなぁ…。って思いました笑 そのせいで沙希ちゃんシーン>劇団シーンで読んでたな笑
「神様、うしろ座ってますか?」 不安や焦りを喋ってふざけることで見えないようにしてる永田の描写が切ない。短い話だけど、長い年月を過ごした2人と一緒に歳を重ねる気持ちで読んで、終盤はかなり入り込んだ
一生忘れない小説の一つ 主人公の永田は好きだけど嫌い、見た後もやもやしたようなスッキリしたような複雑な気持ち
又吉が最後に書いていたとりとめのない文章ですみません だけどそれが人生なんじゃないのかと思った 誰かにとって特別な作品になるような温度 沙希ちゃんと最後に演劇するシーンがすき 非常にみずみずしい文章の作家さん また読み返したい 20230709
なぜ人はほっておいてくれないんだろう。本人がそれで幸せなら、それでいいはずなのに。 常識とか世間体とか、そんな型に嵌めようとする人たちが醜悪に見えてしまうほどのひとつの純愛なのだと思った。
「人間の醜さ」というものを露骨に表現している作品だった。永田はあまりにも醜すぎた。でも、それが本来の人間のようにも感じた。周りの人間は「嫉妬」隠すのが上手なだけ。心の中にはそれを常に隠し持っている。 人間には、さまざまな欲望や夢がある。でも、それが叶うのはほんの一握りの人間でしかない。 好きな...続きを読むことを第三者だけでなく、仲間にまでも言われてしまう辛さは計り知れないだろう。私にはとてもではないが耐えられない。 しかし、私には一つ疑問点がある。果たして本当に「誰からも愛され、認められることは万人に付与された絶対的権利ではなく、選ばれるものだけに与えられるもの」なのだろうか。確かに、環境などにかなり大きく左右はされるが、権利は誰にでもあると私は思う。
主人公の性格の描写がすごく伝わってきてよかった 嫌な奴なのに一丁目に素敵な人を独占したくなる主人公のキャラが刺さる
ひょんなことから友達と本の貸し借りをすることになって、最近読んだ中でいちばん印象に残ってるって言ってて貸してもらった本。 本は薄いのに、何故か普段のペースでは読めなくて、いつもより少しゆっくり読み進めた。 永田の身勝手で不器用で嫉妬深いところ、そういうところになんだか人間らしさが滲み出てたな...続きを読む。 好きな人とすきなものを共有したいっていう永田の気持ち、わかる… 2人の将来を1人で長々と話すシーンはとても切ない。 感情が入り混じるそんな本だった 近道しようとして、木の枝折まくるところめっちゃすき^_^わらった^_^
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「劇場」
2020年7月17日公開 出演:山崎賢人、松岡茉優、寛一郎
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劇場(新潮文庫)
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又吉直樹
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