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男女の恋をテーマとする日本で最初の劇作品『曾根崎心中』、喧嘩っ早いヤンキー達が躍動する『夏祭浪花鑑』、泣くことが許されない男のためのドラマ「熊谷陣屋」――近世という時代が生んだ八つの名作を精読すれば、ぶっ飛んだ設定、複雑なプロットの中に、愛おしい人間達が息づく。最高の案内人が遺した最後の案内書。
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Posted by ブクログ
前作「浄瑠璃を読もう」を読んだのは、2012年9月。その後、6年半、大阪で単身生活の間、国立文楽劇場に通い、前作に掲載された演目の殆どに触れることが出来た。 観ていないのは「ひらかな盛衰記」のみ。「本朝二十四孝」は八重垣姫の諏訪湖渡りの「十種香の段」のみだけ鑑賞できた。 文楽理解と演目鑑賞の助けにな...続きを読むった本。 続編の刊行を知り、読む。 前作と比べ、マイナーな演目についての論考。僕が観劇したのは「曾根崎心中」「双蝶々曲輪日記」「摂州合邦辻」。 説教節からの進化、近松門左衛門、竹田出雲達の作者チーム、近松半二、並木宗輔の作家性を明らかにしたいという意図があったのかと思う。 (引用) 団七と徳兵衛は「固めの儀式」として、お互いの着物の片方の袖をちぎって交換するのです。(略)二人は「礒之丞様のために働こうな」と誓い合います。ヤンキーのやることは昔からよく分かりません。 (引用) 「恋をすると人間はバカになる」というのが江戸時代人の素晴らしい発見で、(略)与五郎はは、それほどのものではなくて、ただの「脆弱な困った若旦那」です。どうしてかというと「つっころばし」になると、それ自体が「おもしろいキャラクター」に完結してしまい、「人間としてのドラマ」が演じきれなくなるからでしょう。 身も蓋もないけど、判り易い論考。こういう橋本さんの文章は大好物。 しかし、前作より判りにくい演目が多いと思う。近松半二の「伊賀越道中双六」は元になった仇討ちがかなり奇妙だった説明の所為で、仇討ちの原因である和田行家の詩のシーンが説明されていないし、肝心の仇討ちのシーンもない。橋本さんは「決闘鍵屋の辻」なんて言葉をみると、今でもドキドキしてします、と書かれているのに。 正直、前作と比べるとシンドイ読書でありました。
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橋本治
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