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陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断、しかも加害者は幼馴染みの泰輔だった。アスリート生命を絶たれた沙良は恨みを募らせる。そんな泰輔が殺害され、高額な保険金が支払われた。犯人は誰なのか? また、絶望の底から再起を図る沙良の運命は? どんでん返しの先に感涙のラストが待つ傑作長編ミステリー!
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Posted by ブクログ
感動した。読み終わったあと、爽快感と切なさとで胸が熱くなった。 日本代表を目指す陸上200メートルの選手沙良は、幼なじみの泰輔の運転する車に轢かれて左足を切断した。加害者の泰輔本人や母親から賠償も謝罪すらなく、一時は絶望し生きる希望を失った沙良。 そんな時、加害者の泰輔が自宅の部屋で刺殺死体で発見...続きを読むされる。 警察からは泰輔を恨む理由のある関係者として疑いを持たれる中、沙良は義足で走るパラアスリートのことを知り、自分もパラアスリートとして陸上に復帰することを決意する。 そこからの沙良が本当にすごい。 たった一人で競技用義足を製作する技術者を見つけ出し、次はその義足の限界を悟ると世界的権威のもとへ義足製作とコーチングの打診にまで行ってしまう。無謀と言えば無謀。でも、沙良のひたむきさと情熱には感嘆し涙がでた。 そこから沙良はどんどんストイックに日本のトップパラアスリートへと上り詰めていく。 何が彼女をそこまで頑張らせるのか… そこの答えは終盤に明かされた。その真実にまた涙。 こんな悲しい事故が起こる前に泰輔を助けることはできなかったのか。 さすがは中山七里先生。ただのパラアスリート誕生物語ではないところが、さらに感動を深くする。 御子柴弁護士、今回も悪かっこよかった!
曰くつきの人工の翼
あとに戻れない。 前に進むしかない。 だから、出会いはチャンスと捉え 逃さないように必死になる。しがみつく。 そして周りを巻き込んでいく。 彼はこれからも見ていてくれるだろう まだスタートラインに立ったばかりだから。
好きな人を傷つけてしまった思いの表現の仕方がこうも切ないのか…と。 ラストにもう少し、傷つけられてしまった側の心が見えたら、もっと深く感じられたかな、と思うけど良かった。
これほど被害者の存在感がないミステリーもないと思うけど、パラスポーツを扱った作品としては面白かった。パラアスリートはある意味サイボーグ。道具の良し悪しで勝敗が決ししまう側面もあるけど、それを駆動するのはやっぱり人なんだよね。
一ノ瀬沙良は、西端化成陸上部に所属する陸上200mのスプリンター。 しかし、ある日、大きな悲劇が彼女を襲う。 かつての幼馴染みの相楽泰輔の運転する車にはねられ、何と左足(膝下)を切断することに... スプリンターにとって、足がどんなに大切なものか... 沙良は、悲嘆にくれる日々を送るが、ある日、加...続きを読む害者の泰輔が、何者かに刺殺される事件が発生する。 一体誰が、何のために? やがて、沙良は、障害者スポーツの世界を知ることにより、走りに特化した義足をまとい、新たなスタートを切ることに。 一見、障害を乗り越える苦難の物語と思いきや、しっかり『ミステリー』になっているところが、さすが中山七里氏の作品ですね。 最後のどんでん返しも健在です。 まさか、あの人が、真犯人とは! 御子柴弁護士や犬養刑事など、他の作品のお馴染みの面々が登場するのも、嬉しい限りです。
こんなのも書けるのか、中山七里さん!! スポーツ、サスペンス、御子柴弁護士に犬養刑事! 走りたくなる話。 多分、もっと、爽やかな話にもできたと思うのに、そこに事件を絡めていくっていうのがなんとも愉しめる。 今後のさらちゃんに期待!
陸上200mでオリンピックを狙える位置にある女性アスリートに起こった悲劇。交通事故により、膝下を切断せざるを得なかったアスリートがパラリンピックに出ようとと葛藤する姿を描いた作品。 犬養刑事や御子柴弁護士、御厨検視官などオールスターの名前本出てきて、中山ファンにとっては興味倍増。 最後はほろっとさせ...続きを読むるオチで、読後感も最高! 良い作品に巡り会えて良かった!
犬養刑事出てる! 御子柴弁護士出てる! これで、面白くない訳がない! 翼…なくても…ってなってるけど、今もあるんとちゃうかな。 確かに、凄い事故して、翼がなくなったように見えたけど。 また、違った翼を手に入れたというか、そういう物理的なものやない気がする。 その翼を使える人は限られているのかもしれ...続きを読むんけど、彼女は使えた! でも、使えるようになったのは、ある人の手紙かも… 確かに、そんなの謝って済むことやないしな… でも、これはこれでツラい(T . T) 御子柴さん、困った時は、彼女をよろしく〜
ミステリーというより、障害者スポーツを通した、主人公のスポ根の物語(笑) スポーツもののベタな展開には弱いんです。 わかっていても、最後、熱いものがこみ上げます。 さらに、本作は犬養刑事Vs御子柴弁護士。これまた面白い。 陸上200Mでオリンピックを狙っていたアスリートの沙良は、幼馴染の泰輔の運転...続きを読むする車に轢かれ、左足を切断。オリンピックへの道が絶たれます。 しかし、泰輔は謝罪もないまま、何者かに殺害されてしまいます。 犯人は沙良? 沙良の家族? 目標を失った沙良ですが、パラリンピックに出場する目標を見つけ、レース用の義足を発注し、トレーニングを開始します。 義足の費用はどこから? 泰輔には生命保険金が掛けられていて、その管理人が御子柴。 まさか、御子柴が? という展開ですが、本作はその謎解きがメインではありません。 障害者スポーツの実態。 義足ランナーとしての再起。ライバルの出現。挫折。そして、アスリートの沙良の勝利への執念。 この辺は、解説にもコメントありましたが、「さよならドビュッシー」と同じような展開。 泰輔の死の真相はトリックは別として、おおよそ途中からわかります(笑) 沙良のアスリートとしての力強い生き方に心打たれます。 ラストシーンはぐっとこみ上げるものがあります。 とってもお勧め! 犬養刑事、御子柴弁護士の性格を理解してる状態で読んだほうがより良いと思うので、それぞれのシリーズを先に一度は読んでおくのが良いでしょう!
例によって、これをミステリと言って良いのか...(^ ^; 将来を嘱望された200m走のランナーが、 交通事故で左足切断の憂き目に遭う。 事故を起こした犯人は、主人公の隣家に住む 幼なじみの引きこもり青年。 走ることができなくなった主人公は、 当然隣人を恨むが、今度はその隣人が 他殺体で発見され...続きを読む...という、 序盤でもうお腹いっぱいな感じの怒濤の展開(^ ^; 捜査に当たる刑事も、加害者件被害者につく弁護士も、 七里作品ではお馴染みのあのメンバーたち(^ ^ ...という辺りは「ミステリ成分」多めだが、 本作はそれだけではない。 片足を失った主人公が、パラスポーツと出会い、 成長していく姿が、もう一つの柱となっている。 こちらはど真ん中青春スポ根現代&国際版、って感じ(^ ^ ちょっとマンガっぽいと言うか、民放ドラマっぽいのかな(^ ^ 二つの要素が並行して、絡まり合いながら進み、 最期は青春ものの勝利(?)で終わる感じ。 ミステリの解決としては、スッキリしないかも。 でもそれはそれで、「お馴染みのメンバー」の 意外な発展も期待できたりして? ...みたいな楽しみもあり(^ ^ 一冊で二つのストーリーを楽しめる、お得な本です(^ ^
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