不穏な眠り

不穏な眠り

710円 (税込)

3pt

仕事はできるが不運すぎる女探偵・葉村晶。
NHKドラマ化で話題の人気シリーズ!

ミステリ専門書店でアルバイトとしながら、〈白熊探偵社〉の調査員として働いている葉村晶に今日も事件の依頼が……。

「水沫(みなわ)隠れの日々」
終活で蔵書の処分を頼んできた女性のもう一つの依頼は、死んだ親友の娘を刑務所から連れてきてほしいということだった。刑務所から女性の元に向かう道で、娘は拉致される。

「新春のラビリンス」
大晦日の夜、解体直前の〈呪いの幽霊ビル〉の警備をすることに。ヒーターが壊れ、寒さの中一夜を明かした葉村は、女性事務員から連絡が取れない男友達の行方を調べてほしいと頼まれる。

「逃げだした時刻表」
葉村の働くミステリ専門店でGWに〈鉄道ミステリフェア〉を開催することになった。展示の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。本の行方を追ううちに思わぬ展開に。

「不穏な眠り」
相続で引き継いだ家にいつのまにか居座り、そこで死んでしまった女の知人を捜してほしいという依頼を受けた葉村。女を連れ込んだ男の家を訪ねたところ、男の妻に危うく殺されかける羽目に。

解説・辻真先

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不穏な眠り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    葉村晶シリーズの最新作。
    相変わらず、ついていない。
    だけど、このシリーズは読んでしまう。
    今作も、短編集でどの作品も面白い。
    葉村シリーズで私個人的に好きなのは、全部がハッピーエンドで終わる訳で無い点、現実だってその様な事が沢山あるから、このモヤモヤが、また読みたくなる。

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    非常に歯切れのいい推理小説。途中、登場人物が多くて脳みそが混乱したが、古本屋兼探偵の葉山と謎をひもといていくのが楽しかった。
    必ずしもハッピーエンドにならないのが私的に好きな展開だった。

    0
    2023年08月20日

    Posted by ブクログ

    体張っても特にリターンない仕事を続ける主人公、ローテンションな感じだけど探偵業好きなんだなあと感じた。事件も毎回面白い方向に進むからどんどん次を読みたくなる。

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    短編集。どれも読み応えあり。
    聞き込み調査で得た噂話に左右されることなく、噂話をどう解釈するかで紐解いていくところがいい。そういうふうな考え方もできるなと不自然さを感じることなく腑に落ちる。
    終わり方もゴリゴリの一件落着って感じはなく、ちょっとした後味の悪さがこの本の魅力となっているのではないだろう

    0
    2022年11月04日

    Posted by ブクログ

    若竹七海さん葉村晶シリーズ2冊目。
    どのお話もテンポよく、転がる展開を楽しみながら一気に読み終わってしまった。やっぱり主人公の造形が好きだなぁ。
    ただ、依頼主や雇い主とのパワーバランスがちくちくと気にかかる。

    0
    2021年12月27日

    Posted by ブクログ

    葉村晶シリーズ第6作の短篇集。
    どれも人間の厭なところがふんだんに描かれている重い話だったなぁ。
    好きなのは「水沫隠れの日々」と表題作「不穏な眠り」。衝撃のラストでばっさり終わる前者と、深い憂いの余韻が残る後者、やはり幅広い作家だ。

    0
    2021年03月20日

    Posted by ブクログ

     女性探偵・葉村晶シリーズを読み始めると、頭の中では宍戸カフカさんが動きし、より魅力的な物語になっていく。今回のシリーズは2021年版『このミス』で10位を獲得した短編集だ。
     スピード感のあるストーリー展開で、ミステリーの要素も十分。主人公の判断力と行動の速さは、気持ちいいくらい期待に応えてくれる

    0
    2021年01月24日

    Posted by ブクログ

    本シリーズを初めて読んでから約20年。ほぼ自分と同じように歳を重ねて40代になった葉村さんに親近感を禁じ得ない。思えば若竹七海さんの作品も90年代に創元推理文庫版『ぼくのミステリな日常』を手にしてずっとだから相当に長い。好きな作家の新作を定期的に読めるのは幸せだと思う。

    本シリーズはトリック重視の

    0
    2020年12月14日

    Posted by ブクログ

    他人事とは思えない不運の連続で笑うに笑えない災難や厄災。
    頑張れ!なくな!葉村晶!
    ファンはまだまだ貴女の活躍を待っています。

    0
    2020年12月09日

    Posted by ブクログ

    短編集。
    水沫隠れの日々:出所した女性と育て親のちょっとゾクッとする悲しい物語。
    新春ラビリンス:幽霊ビルでの警備と殺人。別の物語で、この時の葉村が都市伝説化して登場。
    逃げ出した時刻表:伏線は分かりやすいものの、種明かしが難しすぎて2,3回読んだ。
    不穏な眠り:山奥のニュータウンを舞台にした中編。

    0
    2020年07月31日

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