権力の日本史

権力の日本史

880円 (税込)

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4.0

誰が一番偉いのか? 何故みんなが従うのか??
なぜトップが責任をとらないのか???
この国を動かす権力のリアルに迫る!

将軍よりも執権よりも「家長」が強かった鎌倉幕府。上皇が複数い
たら誰が一番偉いのか? 実力で抜擢すると貴族の人事は荒れる?
日本史の出世と人事をつぶさに見ると、そこには意外な法則が!
人気歴史学者が解き明かす「この国の権力のかたち」。

出世と人事は何で決まってきたのか?
・上皇、女性天皇を生んだ「権力抗争」
・戦国大名の家柄をチェックすると
・「令和」がなぜいけないのか?
・貴族が悔しがる「超越」とは?
・僧侶の世界も家柄次第
・父が強すぎる武家の論理
・明治維新は特異な「実力主義」革命だった ほか

※この電子書籍は、2010年に文春新書から刊行された『天皇はなぜ万世一系なのか』を大幅増補し、再構成した新版を底本としています。「天皇と上皇どちらが偉いのか」「女性天皇を日本史から考える」「令和という年号への違和感」を新章として書き下ろしました。

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権力の日本史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年04月06日

    日本はひたすら中国から学んだのに、宦官と科挙は採り入れなかったんですね。
    それ故、世襲が当たり前になり現代にいたる!

    良くもあり、悪い面でもありますね…。
    とイロイロと「ハッ」とさせられた本でした。
    いつもこんな驚きがあるから、本郷先生の本は面白いです。

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    Posted by ブクログ 2020年02月13日

    筆が重いと思ったら、過去の出版物の再販とのこと。女系天皇と令和に関する考察が付いている。女系天皇は国民の違和感を合理的に説明するもので、勉強になる。令和の話は、えっ、という結論で反応に困る感じ。

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    Posted by ブクログ 2022年08月18日

    才能、徳行、世襲の3つの観点から、日本史における権力のありようについて、様々な史書を読み解き、平易に、しかし深く解釈して説かれているのが印象的でした。しばしば「重箱の隅をつつく」との言葉がありますが、史書の片隅にこそむしろ人間の機微があるのではないか、と感じました。

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月27日

    日本てどこまでいっても家族なんだな、と。家長制度が基本だったと言い切る。確かにそうだったんだろうね。日本史ではそうだ。なまじ才能で上下を決めるとかえって社会は乱れちゃう。
    では、今はどうなのか。著者は「徳」を持ち出しているけど、現実は稼ぐ能力が最も尊ばれているよね。やれやれだな。

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月18日

    今週(令和元年12月16日週)の私の通勤時間を楽しませてくれた、本郷氏による本です、タイトルは「権力の日本史」で、日本では長い間において、能力ではなく「家」が重視されてきたということを史実をもとに解説しています。

    能力主義は良いとされていますが、その能力をどの「ものさし」で測るかで全員が満足しない...続きを読む

    0

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