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Posted by ブクログ 2018年10月21日
生物学の権威である著者が、生物進化論について概要をまとめたもの。古い本なので、現在の考え方との相違はわからないが、ダーウィンの進化論をはじめとする、生物進化の歴史的研究の経緯を理解できた。興味深く、役に立った。
「進化のもっとも直接的な証拠は過去の生物の遺体である化石の研究から得られる。異なった地...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月01日
集団遺伝学という学問を初めて知った。確率統計学に基づいた非常に数学的な学問分野であり、説得力がある。
それにしても、評価の困る本である。
まず、難易度。言葉遣い、概念とも直感的に分かりにくい。これは現代生物学の基礎知識が社会常識の範疇にないことが大きいかもしれない。
そして、優生学の考え方。こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月13日
ヒトに至る進化の流れ、進化論や自然淘汰については文系の自分にも読みやすかった。
集団遺伝学や分子進化の章は数式も多かったが、言葉での説明のおかげてぎりぎり大筋は掴むことができた。
突飛な主張はなく最新の研究とも大きなズレはないのではと思った。
最後の章で優生や将来の宇宙植民などを取り上げていたのはや...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月15日
「分子進化の中立説」を提唱した木村資生博士による著書。著者は、生物進化が『ダーウィンの自然淘汰によってのみ起こる』と考えられていた時代に、それとは別の原理も働いていることを示した。ある個体にとって生きるために有利にも不利にもならない『中立な』突然変異遺伝子が現れると、それは自然淘汰の影響を受けない。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月24日
[ 内容 ]
ダーウィンによって確立された進化論はどのように発展していったのか。
分子生物学は進化論をいかに豊かにしたのか。
進化の道筋は現在どのように考えられているのか。
革命的な「分子進化の中立説」を提唱して世界の学界に大論争を巻き起した著者が、『種の起原』から中立説までの進化の考え方をやさしく...続きを読む
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