銀の匙

銀の匙

1,980円 (税込)

9pt

3.7

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安野光雅が描く、自らの幼少期の思い出と、少年の目でとらえた美しい世界。
漱石が絶賛した日本文学の不朽の名作が、心に残る情景とともによみがえる。

「本だけは子どものころの続きだった。はるかむかしのことになった今でも、
おもいだすのはきのうのことではなく、少年時代のことである。」――安野光雅

古い茶箪笥の抽匣から銀の匙を見つけたことから始まる、伯母の愛情に包まれて過ごした
幼少期の日々を綴った自伝的作品。
安野光雅によって情感豊かに描きだされた子どもの内面世界は、誰しもの心にある郷愁、
幼き日のさまざまな感情を思い起こさせる。

作:中 勘助
1885年、東京に生まれる。小説家、詩人。東京大学国文学科卒業。夏目漱石に師事。
漱石の推薦で『銀の匙』を『東京朝日新聞』に連載。主な著作に小説『提婆達多』『犬』、詩集に『琅玕』『飛鳥』などがある。

絵:安野光雅
1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。
1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。
主な著作に「『旅の絵本』シリーズ(全9巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、
『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。
2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳ノ森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。

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銀の匙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    銀の匙は中勘助が書いた小説。中勘助の自伝的小説だそうだ。
    明治43年に前編が執筆され後編は大正2年1913年に執筆された。
    文章が美しく、当時をしらない自分にも郷愁を抱かせる描写がすばらしい。

    東京の神田で生まれた主人公は、やがて緑豊かな小石川に引っ越す。
    その土地でであった子どもたちとの交流や、

    0
    2020年05月22日

    Posted by ブクログ

    子供の頃の記憶って、案外何気ないことほど覚えてたりする。でもいくら記憶はあっても、それをこの本のようにあの頃のみずみずしさのまま物語として伝えるのは難しいと思う。
    おぶられたときの背中の温かさ、その背中から下ろされたときの不安、友達と別れる時に、寂しいのに意地を張ってしまうことも…
    人が皆持っている

    0
    2023年06月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    そもそもこの小説に興味を持ったのは、ある私立難関校で教材として使用されており、3年間で1冊を読むという名物授業があるというのを知ったからだった。
    3年間で読むような本とはどんなものなのだろうという興味があった。

    購入したのはもうはるか昔のことで、それからまったく読む気にならず、ずっと積読状態だった

    0
    2021年02月05日

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