メアリ・ポピンズ

メアリ・ポピンズ

1,980円 (税込)

9pt

4.0

空から風にのってやってきた、メアリ・ポピンズと不思議な世界へ。
安野光雅が描く、美しい絵の中へ遊びにゆきます。

ある日、ロンドンの美しい桜通りに住むバンクス家に、こうもり傘を差した乳母、メアリ・ポピンズが東風にのって現れます。彼女がやってきてから、子どもたちは大喜び。指をぱちんと鳴らすと、魔法がかかったように散らかった部屋が片づき、不思議な鞄からは何で<bも出てきます。大道芸人の描く絵の中に入って遊んだり、空中に浮いたままお茶会を楽しんだり……。
日常の風景から、いつの間にか不思議な世界に入り、ひとしきり楽しむと、また当たり前の世界に戻る、空想物語の名作。
詩人・岸田衿子による軽やかな日本語訳と純粋な語感は、時を経ても色褪せず、安野光雅のあたたかく、ユーモアに彩られる空想あふれる絵は、心躍る世界を、そっと閉じ込めて思い出させてくれます。


著者について
作:トラバース(P.L. Travers)
イギリスの児童文学作家。本名はヘレン・リンドン・ゴフ(Helen Lyndon Goff)。1899年、オーストラリアに生まれる。1924年、25歳の時にイギリスへ移住し詩人としてデビュー。その後、児童向けの小説や詩を多数発表。1977年、大英帝国勲章受勲。

訳:岸田衿子(きしだ えりこ)
1929年、東京に生まれる。詩人・童話作家。岸田國士を父に持ち、妹は女優の岸田今日子。東京芸術大学油絵科を卒業。詩集に『忘れた秋』『あかるい日の歌』『いそがなくてもいいんだよ』。絵本、童話に『かばくん』『帰ってきたきつね』『プッポコとペッポコ』シリーズ。童詩集に『木いちごつみ』『かぞえうたの本』『へんなかくれんぼ』『森のはるなつあきふゆ』。エッセイ集に『風にいろつけたひとだれ』『草色の切符を買って』。翻訳にアーノルド・ローベル『どろんここぶた』などがある。

絵:安野光雅(あんの みつまさ)
1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全9巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』『赤毛のアン』『あしながおじさん』(小社刊)などがある。2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、
2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。

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メアリ・ポピンズ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    あまりにも有名な本である。津田の読み直し世界文学の1冊。やさしいやさしいお手伝いさんか、という先入観を持っていたら全く異なっていた。

    0
    2023年07月24日

    Posted by ブクログ

    朝日出版社の「安野光雅の絵で読む世界の少年少女文学」シリーズの一冊。1993年に河出書房新社より刊行された「メアリ・ポピンズ」を使用していて、岸田衿子さんの翻訳だ。その存在を知らなかったので、見つけたときはすぐに手に取りレジに向かった。
    内容はもちろんだが、手に取り本を開き、ページをめくることに心が

    0
    2023年10月12日

    Posted by ブクログ

    メアリポピンズ、初めて読みました。映画も見たことないんだけど、もっとやさしい感じの話かと思っていました。
    メアリさん、結構クールなんだね。
    そんなにワクワクはなかったかな。

    0
    2019年12月18日

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