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福島原発事故から8年。原発訴訟では住民側が連戦連敗。なぜ裁判所は原発を止められないのか。3・11後、初めて住民勝訴の画期的な判決を書いた福井地裁の樋口英明裁判官だ。原発訴訟を担当した裁判長、最高裁の内幕を知る人々の証言によって司法の実態と限界に迫る。
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Posted by ブクログ
民主主義の要、三権分立が本当に機能しているのか、民主主義を機能させるためにも、独立した権力としての司法のあり方に注目していかなければならない。昨今の最高裁判決では政権に忖度した判決が続いているが、巨大な権力=「原子力ムラ」にも挑んだ裁判官もいた。こうした著作や報道は大切なことと思う。
三権分立、司法は時の政権・行政に感化されてはならない。だがそれは原発という国策において憲法からの視点で切り込むことができていたのか、あの東日本大震災における福島第一原発事故を境に様々な原発訴訟の経緯を当時の裁判官の声をもとに辿っていく。裁判官も人間である。そこには正義と保身が混在した心情が垣間見える...続きを読む。"経済繁栄" と "人の命" どちらを選択するのか、原発反対を掲げる原告の声は決してオオカミ少年では帰着しない。"不測時" なんて言い訳がこの国の崩壊へと導かれないように裁判官の勇断に加担したい。
樋口判決「たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている」
原発と司法。 原発訴訟で最も参考にされるのが伊方最高裁判決。 専門家が集まって決めた高度で技術的な安全基準に対して司法はその是非を問うべきではなく、その安全審査の行政手続きに対する看過、過誤に着目するのみで、行政判断自体はある程度尊重されるべきである。 3.11の以前から今も司法に生き続ける判決・...続きを読む・・ 当事者でない(事業者でもメーカでもない)裁判官が真剣に司法に基づき原発の是非に取り組む、その過程での苦悩や思いを伝えるとても深みのある本だと思いました。 国策であることや安全神話にあぐらをかく事業者と規制の怠慢 司法として原発を取り扱うにあたっての安全情報秘匿性の壁 国策に対する司法の忖度、裁判所の体質構造 ・・・ 原発自体にも、原発訴訟自体にも取り組む上での課題が多くある。 原発をさまざまな視点で考え、その課題を捉え、原発に対してどのように考えるかを問うてくれる本です。 ぜひ、原発が国策として改めて注目されている2023年にこそ読んでほしいと思います。
丁寧にインタビューして作られているとは思うが、いかんせん「反原発」の立場強化のパンフレットと化している。福島の事故がほんとうはどの程度に深刻なものであったのか、についての検証はすっ飛ばし、とにかく「未曾有の災害」という認識をアプリオリに設定したところから出発してしまっている、
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