社会を変えるには

社会を変えるには

1,485円 (税込)

7pt

〈私はしばしば、「デモをやって何か変わるんですか?」と聞かれました。「デモより投票をしたほうがいいんじゃないですか」「政党を組織しないと力にならないんじゃないですか」「ただの自己満足じゃないですか」と言われたりしたこともあります。しかし、そもそも社会を変えるというのはどういうことでしょうか。〉(「はじめに」より)

いま日本でおきていることは、どういうことか? 社会を変えるというのは、どういうことなのか? 歴史的、社会構造的、思想的に考え、社会運動の新しい可能性を探る大型の論考です。

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社会を変えるには のユーザーレビュー

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    購入済み

    学生運動の解説だけではないが

    学生運動の解説がまず分かりやすくて、勉強になった。そのあとの思想史も、かつて予備校の倫理社会特別講義のような熱のある内容でした。最後のどう社会に関わるかは、考えさせられた。小熊先生はすごいです。

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    2022年07月02日

    Posted by ブクログ

    色々モリモリ詰まった本。もはや旧来の政治の方法ではうまくいかない=国民が属性化されてない だれも政治に主導権?主体性を持ってると感じていない、自分は代表されていないと感じる…
    だからこそ、多くの人が対話とか社会的活動に参加する、取りこぼされた若者を取り込む(積極的労働市場政策)ことが大事。(宇野先生

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    2022年06月05日

    Posted by ブクログ

    なんかしてえなって気持ちが募って購入

    大著!
    西洋政治史からじっくり学ぶ実践的な政治思想
    現代の病理的なものを紐解いて、では何をやろうか?何が良いものなのか?っていうのを考える本だと感じた

    これが新書で読めるのはありがたいことだと思う。僥倖

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    2021年08月16日

    Posted by ブクログ

    新書にしては、かなり気合が入った分量である。500ページを超えている。ページ数は多いが、平易な言葉で解説してくれているので、非常に読みやすい。やはり新書である。
    社会を変えるにはどうしたらよいのか、どうすれば社会は変わるのか、過去の社会運動、社会思想を振り返りながら、説明している。ちなみに、著者は思

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    2021年08月08日

    Posted by ブクログ

    ゼミの先生のイチオシだったので、読みました。

    関係にお金を代替するやり取りの中では幸福は感じられない。お金は幸福への手段であって、それが目的になったとき、幸福は遠ざかる。デモも同じで、目的を達成するための手段が、いつの間にか目的にすり替わる。正義ある目的のために活動する政治家も、いつの間にか目的達

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    2018年06月14日

    Posted by ブクログ

    現象学に基づく立場、構築主義
    人が動くことによって社会が変わらないということはむしろ不可能。
    なるほどその通り。
    結構アジられて、かつ社会運動史、思想史の概説もしてくれる。

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    2015年10月31日

    Posted by ブクログ

    「新書大賞2013 第1位」の話題作なので、もともと興味のある分野ではないが手にとってみた。

    3.11以後、脱原発のデモが広まったが、果たしてデモは社会を変えるに当たって最善の方法なのか。そもそも社会を変えるとはどういうことか。

    まずこれまでの世界の変遷(思想・哲学・政治において)を振り返る。

    0
    2017年10月13日

    Posted by ブクログ

    分厚い新書であるが、とてもエキサイティング。
    個人的な志向性としては、行政セクターへ働きかけるイノベーターを目指しているので、
    ギデンズとベックの関係などが面白かった。

    第6章で論じられている「再帰性の拡大」がキーワードだと思った。

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    2020年04月03日

    Posted by ブクログ

    小熊英二(1962年~)氏は、東大農学部卒、岩波書店勤務、東大大学院総合文化研究科博士課程修了、慶大総合政策学部専任講師・助教授を経て、同教授。専攻は歴史社会学、相関社会科学。『社会を変えるには』は新書大賞(2013年)を受賞。その他、サントリー学芸賞、毎日出版文化賞、小林秀雄賞等を受賞。
    本書は、

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    2024年02月05日

    Posted by ブクログ

     本書の目的は、運動を敬遠している、あるいは忌避感を抱いている人たちに、運動の魅力を伝え、運動をしてみようかなと思わせることである。最初に反原発運動こそがあらゆる運動が開花する肝である(となりえる)ことを主張し、その後なぜ過去の日本の左翼運動が破綻したのかをわかりやすく解説し、議会制民主主義に囚われ

    0
    2023年06月11日

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