バッシング論(新潮新書)

バッシング論(新潮新書)

814円 (税込)

4pt

4.7

人間社会を善悪で二分したがる知識人、右も左も議論の底が抜け落ちた言論空間、異論を排除するだけの飽くなき他者否定、情報化社会への適応を叫ぶ教育論議――いったいなぜ、日本人はこれほど余裕を失ってしまったのか。くり返されるバッシングに浮かびあがる社会の構造変化をとらえ、異様なまでに「マジメ」な人たちであふれた「美しい国」の病根をえぐりだす。

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バッシング論(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やっとまともな話を書く人が現れた、というのが率直な感想。
    囃し立てるのでもなく、騒ぎ立てるのでもなく、罵倒する訳でもなく、お説教をする訳でもなく、知識を見せびらかす訳でもない。
    ただ静かに現状を診察し、共に癒す方法を考えましょうと言う常識人。

    0
    2022年11月23日

    Posted by ブクログ

     何か事が起こると瞬時に燃え上がる今の世相について、明治から戦前を軸に論じた本書。

     社会から余裕が失われて、人々があまりにも「マジメ」になってしまった。その余裕のない社会状況が、テロが頻発した戦前の状況を連想させる、という点には同意できる。

     最終的に本書に社会への処方箋が書かれて居るわけでは

    0
    2019年07月07日

    Posted by ブクログ

    テロルの条件。歴史=辞書的基底の喪失。戦前回帰。西郷隆盛。生前退位。LGBT休刊騒動。フクシマとオキナワ。憲法。

    0
    2021年11月16日

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