天生の狐

天生の狐

880円 (税込)

4pt

4.0

忍娘が仇を討つ!

全国の書店員が絶賛、累計6万部を突破した
『滔々と紅』の著者4年ぶりの書下ろし

舞台は江戸時代の天生(現在の岐阜県飛騨市)。 主人公は、医者の助手として、山で薬草を採って暮らす十七歳の少女、紺。 紺は元武家の娘だが、幼い頃に両親が殺され、医者の宋哲に育てられてきた。 宋哲の裏の顔は幕府に仕える地方の忍「草」であり、紺もまた忍びの技を仕込まれて育つ。 ある日、街へ降りた紺は、どこか見覚えのある顔をしたひとりの武士を見かける、その武士こそが、凄腕の剣士であり、両親の仇である男「津田」であった。 それを知ったことにより、「仇討など馬鹿らしい」と思い生きてきた紺に初めて熱い気持ちが湧きおこる。 「忍」として育てられた少女は、はたして両親の敵を討てるのか? 第1回本のサナギ賞大賞著者、待望の新作。

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天生の狐 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。女忍者の話だが、忍者としての描写は少しだけ。仇討ちの本懐は遂げたが、弟の善久郎が…。筆者の『滔々と紅』の様に、長編だが読みやすい。雷桜の遊を思い出した。

    0
    2021年07月09日

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