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Posted by ブクログ 2024年02月17日
塩野七生先生の本を読んでみたいと思いつつ、ローマ人の物語は長大過ぎて手を出せず、こちらをまず読んでみることにしました。
高校では世界史選択だったにも関わらず、十字軍と言えば「十字を背負って苦労する」という1096年の語呂合わせと、教皇の呼びかけに応じて始まったもので何回かに分かれて行われた。この2点...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月16日
キリスト教の聖地がイスラム諸国の手に落ちてからから400年ちょっと、本書は法王の聖戦への呼びかけに参集した俗にいう第一回十字軍がエルサレム奪還を試みる遠征記になっている。
冒頭から目から鱗がポロポロ落ちる事実の連続であった。急激に発展を遂げるイスラム諸国の度重なる侵略で中東の領地を失い、衰退を辿る...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月15日
突出した主人公が描かれるのではなく、多くのキャラクターが多彩に生き生き描かれている。その中でもやはり、イェルサレムの初代王になったボードワンの懐の大きさと、若き英雄タンクレディの活躍が目を引く。塩野さんに「チンピラ」「十字軍のチンピラ」と何度も書かれているが、チンピラも成長する、すごい。塩野さんの筆...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月13日
☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆
「十字軍」とは、だれもが知っているようで、実際はよく知らない。そういうものでは無いだろうか。世界史を勉強しても、さらっと第一次だ、第三次だとあらすじをたどるだけで何もわからない。
本書では、十字軍というものが起こされた背景から、当時う人物の息遣いまで感じるこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月05日
十字軍がどのようにして成りどのようにイェルサレムを奪還していくかの物語を塩野七生氏の人物を中心にして紡ぐスタンスで描かれる。
この書は十字軍がエルサレムを奪還し、十字軍国家を形成するまでが描かれる。
書くというよりは描かれるというような感覚になるのは塩野七生氏の人物を中心にして感性から入って理屈...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月31日
・「十字軍」という響きから、塩野七生の戦記物的なエキサイティングさを期待して読み始めたが、どちらかと言うと十字軍側の人間関係アレコレに終始しており、あまり爽快感はなく、正直なところ、なかなか読書は進まなかった。
・ただ、敵味方共に英雄不在・グダグダに物事が進行していくという舞台設定は、逆に日々の会社...続きを読む
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