ランドルトの環

ランドルトの環

1,232円 (税込)

6pt

いくら身体を重ねても、完全に満たされることはない。だから俺は、今日もまた会いに来てしまう――。高校二年生の瞬の前に現れたのは、20歳以上の年の差がありながら、まるで魂を分けあったかのように心が通じる女性、那知だった。那知がかつて諦めた夢を叶えるため、気持ちをひとつにした二人はしだいに強く惹かれあう。だが、それは互いを失うかもしれない怖さを孕んだ日々の始まりでもあった。運命的な愛に揺れる少年の姿を、繊細な筆致で描いた著者会心のデビュー長編。

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ランドルトの環 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高校2年生の瞬とバツイチ38歳那知の出会いと恋を描いたお話。
    初めての恋ですっかり周りが見えなくなっている高校生と、色々なつらい経験をしたために臆病になり年齢差や常識から一歩を踏み出せない女性の気持ち、どちらもよくわかる。二人のその後、10年後くらいにどうなっているのかを読みたいなと思った。この選択

    0
    2022年07月05日

    Posted by ブクログ

    17歳の瞬が、自宅1階の眼鏡店で出会った女性。

    彼女は、20歳以上も歳の離れた同級生の元母親。

    最初から何故か気になる存在で…。
    マンガを通じて気持ちをひとつにした二人は、強く惹かれあう。

    驚くような展開なんだが、何故か違和感なく進んでいく…。
    歳の差なんて、同じ目標に向かっていくなら意外でも

    0
    2022年02月21日

    Posted by ブクログ

    眼鏡屋の息子、高校生男子の瞬と、そこで働くことになった38歳の那知さんの恋愛。
    漫画の話で意気投合だけど、実は同級生の母だというなかなかヘビーな状況。
    そして母はカリスマ主婦モデル。
    ちょっとおませな中学生の妹、母との関係は微妙な父。
    同級生のイマドキ高校生の坪内。
    幼馴染で、瞬を気にかける八重山さ

    0
    2021年09月25日

    Posted by ブクログ

    高校生男子らしさと
    大人びて冷静な主人公 瞬 の両方
    がよくあらわされていて
    途中からは一気に読んでしまった。
    ツインフレームという言葉が印象に残る。
    ストーリーは割と予想通り。

    0
    2019年09月09日

    Posted by ブクログ

    男子高校生目線の話なので洞察力も甘く、女性側の心情が全く描かれていないのが残念。特異なシチュエーションなので共感はし辛いですが、読後は爽やかでした。

    0
    2020年02月29日

    Posted by ブクログ

    高校2年と20歳年上の女性との恋愛.こういう事もあるかもしれないと気持ちの揺れ動く様子が自然だった.それよりもカリスマ主婦モデルとの親子関係の方が不自然な感じで,将来的にもこちらが問題になりそう.

    0
    2019年06月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    〇ある眼鏡屋をめぐる、高校生の青春哲学物語。彼は何を見つけるだろうか?

    メガネ男子・白砂瞬は、大学受験が近づく中父親の経営する眼鏡店で店番をするのが放課後のもっぱらの過ごし方だった。あるときそこに来た、メガネを作りに来たひどい視力の38歳女性・一村那知がパートとして働くことになる。絵のうまい彼女と

    0
    2020年03月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生男子・瞬。その高校生らしい行動と、脳内で繰り広げられる哲学的な思考の混じり合いが、とても面白く、共感できる。
    彼が恋に落ちる年上の女性・那知さん。こちらはちょっと掴み所のない天然ボケな人だけど、一つの才能が露顕すると共に、どんどん魅力溢れる女性になっていく。
    これは瞬の目線で那知さんを好きにな

    0
    2019年05月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    息子の同級生を好きになる、という
    なかなかの設定でした。
    人を好きになるということに年齢は関係ない
    というか、恋愛というものを越えたような関係として
    描かれていたような気もします。
    「ツインフレーム」という言葉も初めて聞きました。
    主人公がこの先、普通に恋愛をするのか
    ちょっと見てみたい気がしました

    0
    2022年02月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    評価:3.7
    誰がどう手を施せば事態を免れられたのだろう。世間体を気にしない不純な関係に陥ってしまった瞬だが、これはどうしようも無かったと感じる。
    シラクミが、もっと過程を省みて自分のエゴを息子に押し付けなければ…と感じた。不純な関係に至ってしまう社会問題は枚挙にいとまがない。それについて考えさせら

    0
    2020年03月28日

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