渋沢栄一 下 論語篇
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渋沢栄一 下 論語篇

968円 (税込)

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4.5

新1万円札の肖像画に選ばれた、「日本資本主義の育ての親」渋沢栄一。幕末から明治、大正、昭和へと至る91年の激動の生涯を、博覧強記の才人・鹿島茂が描いた傑作評伝、ついに電子書籍化!

「どうしたら、永く儲けられるのか?」。欲望を肯定しつつ、一定の歯止めをかける。──出した答えは、「論語と算盤」だった。大蔵省を退官し、銀行、海運、鉄鋼、電力、ガス、大学、病院など500を超える事業に関わり、近代日本経済の礎をつくった渋沢。事業から引退した後半生では、格差社会、福祉問題、諸外国との軋轢など、現在にも通じる社会問題に真っ向から立ち向かった……。波瀾万丈の評伝、その下巻・論語篇。

「最初の企画から考えるとじつに十八年近くを経過している。年数だけからいえば『大菩薩峠』級である。この間、私はなんと百冊以上の本を出版したが、しかし、渋沢伝はライフワークのひとつとして位置づけ、なんとかこれだけは世に出したいと念じてきた」
(本文より)

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  • 渋沢栄一 上 算盤篇
    968円 (税込)
    新1万円札の肖像画に選ばれた、「日本資本主義の育ての親」渋沢栄一。幕末から明治、大正、昭和へと至る91年の激動の生涯を、博覧強記の才人・鹿島茂が描いた傑作評伝、ついに電子書籍化! 近代日本の「資本主義」をつくりだした渋沢栄一。彼がその経済思想を学んだのは、「産業皇帝」ことナポレオン3世の統べる19世紀フランスからだった。豪農の家に生まれ、尊皇攘夷に燃えた彼は、一転、武士として徳川慶喜に仕えることになり、パリ万博へと派遣される。かの地で渋沢に影響を与えたのが、産業を拡大することで労働者の福利厚生を充実させるという「サン=シモン主義」の思想だった。帰国後、維新政府に迎えられるが、日本に資本主義を興すため、民間人として生きることを選ぶ……波瀾万丈の評伝、その上巻・算盤篇。 「近代日本は、世界に類を見ないほどの幸運に恵まれていたといえる。なんのことかというと、日本の資本主義は、この「損して得取れ」という思想をバトル・ロワイヤルが行われる以前にすでに体得し、血肉化していた渋沢栄一という例外的な人物によって領導され、実に効率よく高度資本主義の段階に入ることができたからである」 (本文より)
  • 渋沢栄一 下 論語篇
    968円 (税込)
    新1万円札の肖像画に選ばれた、「日本資本主義の育ての親」渋沢栄一。幕末から明治、大正、昭和へと至る91年の激動の生涯を、博覧強記の才人・鹿島茂が描いた傑作評伝、ついに電子書籍化! 「どうしたら、永く儲けられるのか?」。欲望を肯定しつつ、一定の歯止めをかける。──出した答えは、「論語と算盤」だった。大蔵省を退官し、銀行、海運、鉄鋼、電力、ガス、大学、病院など500を超える事業に関わり、近代日本経済の礎をつくった渋沢。事業から引退した後半生では、格差社会、福祉問題、諸外国との軋轢など、現在にも通じる社会問題に真っ向から立ち向かった……。波瀾万丈の評伝、その下巻・論語篇。 「最初の企画から考えるとじつに十八年近くを経過している。年数だけからいえば『大菩薩峠』級である。この間、私はなんと百冊以上の本を出版したが、しかし、渋沢伝はライフワークのひとつとして位置づけ、なんとかこれだけは世に出したいと念じてきた」 (本文より)

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渋沢栄一 下 論語篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上巻、下巻と読み進めるうちに、渋沢栄一という人物ににどんどん引き込まれた。
    究極の平等、客観的感覚。それなのに、人間味溢れるバランス感。
    日本が誇るべき偉大な人物なことが、著者のマニアックな程の描写で、面白く知ることができた。

    0
    2020年02月03日

    Posted by ブクログ

    上巻から続き、晩年の渋沢栄一の業績から、明治時代に出合った元勲たちに対する渋沢による評価や人間渋沢栄一に迫る一冊です。渋沢の女性関係から子供たちに接する様子などあらゆることが著されているので、本書を読めば渋沢栄一の大体のことは分かると思います。派手な業績を打ち立てた様子を著した上巻よりは、地味には感

    0
    2019年10月17日

    Posted by ブクログ

    日本資本主義の父と言われる渋沢栄一の伝記作品。筆者は18年間もの長い間、紆余曲折を経て本作品を完成。ライフワークと語るだけあって極太のドキュメンタリー作品に仕上がっている。本作品は、思想家であり行動家たる所以。資本主義の本質を如何にして見抜いたか。人生における選択の局面。モラルを商売の本質としたルー

    0
    2013年09月14日

    Posted by ブクログ

    著者の主力武器であるフランス第二帝政下万国博覧会に
    渋沢栄一のパリ留学がとびこんできたことを掴んで
    その面から明治維新の一面を照らす評伝
    渋沢栄一の明治における活躍はサンシモン主義の影響下にあるという論証と
    評伝としての構成が
    かなりながめの連載作品ということもあってとりちらかっており
    著者いつもの

    0
    2018年11月12日

    Posted by ブクログ

    多様な視点で丹念に資料を読み込み、渋沢像を深堀りする探求心には頭が下がる。
    無私で高徳なイメージの渋沢が、女性関係には自由であったという意外さは、ある意味お茶目な側面を見たようでほころんでしまった。

    0
    2014年01月15日

    Posted by ブクログ

    渋沢サイコー もうどうにでもしてと言わんばかりの愛情あふれる渋沢栄一論。著者の渋沢溺愛ぶりを抜きにしても、あらゆる角度からよく調べてあるみたいだし、まあ他にはないであろう渋沢伝として価値は高い一冊ではないかと。

    中でもやっぱりすごいや渋沢と思ったのは、一見偽善とも見られがちな社会福祉事業を手掛ける

    0
    2013年08月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    埼玉県の偉人、渋沢栄作氏の伝記です。下巻論語編は、渋沢氏の明治以降の業績、社会福祉事業、民間外交、そしてプライベートなことなどが書かれています。

    さまざまな会社設立を通し、私欲を抑え公共の利益に努めた氏の姿は流石だなと思います。そんな一方で、91歳で亡くなるまでそんなバイタリティを持ち続けられたの

    0
    2014年05月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一伝の下巻「論語篇」。ドラマチックな部分はほぼ上巻「算盤篇」に収められていて、「論語篇」では財界の大物となった栄一の中年から晩年に掛けての様々な仕事、政治や民間外交との関わりがテーマごとに描かれ、最後には渋沢の私生活、特に渋沢の女性関係や渋沢家の人びとの

    0
    2021年06月15日

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