ヒト夜の永い夢

ヒト夜の永い夢

1,100円 (税込)

5pt

紀伊の生みし知の巨人、南方熊楠。彼と昭和考幽学会の出会いが、粘菌の宿った美しき自動人形を誕生させる。一大昭和伝奇ロマン!

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ヒト夜の永い夢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本当にすごい本。鬼滅の刃っぽいけど、大正に実際にあったんじゃないかという気がしてくるほど描写が優れている。

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    2021年10月09日

    Posted by ブクログ

     歴史改変ものが好きなら、是非オススメしたい一冊。スチームパンクではないし、話の核となるガジェットも全然違うけど、分かり易く言うなれば、昭和初期の日本で『屍者の帝国』をやっている感じ。この時代にもっと詳しければ、史実との違いを踏まえた上で楽しめたんだろうなぁ、とは思うけれど、物語を追うだけでも十分楽

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    2020年03月10日

    Posted by ブクログ

    昭和初期の人物や事件をなぞりつつ粘菌コンピュータが完成したことで大事件に巻き込まれていきます。飄々とした描写と登場人物たちが動き回る様子は読んでいて気持ちの良いものでした。

    そして粘菌です。粘菌好きなので粘菌がどうコンピュータになるのかなどの描写が最高です。粘菌コンピュータを通して人を人としている

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    2019年05月23日

    Posted by ブクログ

    昭和初期、南方熊楠を中心として紡がれる壮大な因縁曼荼羅。

    熊楠、乱歩を初めとする実在人物を、現実のエピソードを基に魅力的なキャラクターとして描く。
    かつ、昭和天皇即位〜2・26事件の激動の日本を舞台とした血湧くSF展開。
    夢久、PKディック、大槻ケンヂ、エヴァに通ずる奇想。

    新元号1冊目の読書と

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    2019年05月06日

    Posted by ブクログ

    昭和初期の日本を舞台にした歴史SF。思考するAI粘菌「天皇機関」を巡って、南方熊楠が革命主義者と対決する。江戸川乱歩やら北一輝やら孫文やら、歴史上の実在の人物が次々と登場してきて、とにかく展開が賑やかだ。
    タイトルどおり、現実なのか夢なのか、お祭り騒ぎのような展開に飲まれた。南方熊楠と北一輝の問答が

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    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

    先日の柴田勝家の短編が思った以上に良かったので、長編も手に取ってみる。柴田勝家「ヒト夜の永い夢」。
    明治から昭和にかけて活躍した、実在の博物学者南方熊楠(みなかたくまぐす)を主人公にした歴史改変SF。
    希望の動きをパンチカードとして表し、それを手動で読み込ませて機会を動かす人形が開発されたのに対し、

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    2023年04月18日

    Posted by ブクログ

    1920年代~30年代を舞台にしたお話で、実在の人物である南方熊楠を主人公としています。人間の動作(右手を上げる、左足を上げるのような)を膨大な数粘菌に覚え込ませ、それを組み込んで自動人形を作ろうというお話。SFぽくもあり、和風ファンタジーぽくもあり。
    結構ハチャメチャなお話です。幻想小説ぽくもあり

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    2021年12月29日

    Posted by ブクログ

    南方熊楠にはじまり、福来友吉、江戸川乱歩、宮沢賢治など有名な実在の人物たちが天皇機関をめぐって大暴れするSF。伝記ロマン。

    分厚い割に、ドタバタとした感じというかコメディ調な部分が多いのですぐ読めた。
    脱糞だ嘔吐だがやたら多い。

    ただ、SFがそんなに得意ではないので夢の話とか天皇機関の話はなかな

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    2020年10月09日

    Posted by ブクログ

    南方熊楠が主人公。
    昭和初期の混沌とした時代の中で、粘菌による人造人間の天皇機関を作るがテロ集団に奪われてしまう。
    學天則とかが出てくると帝都物語を思い出すが、ストーリーはこちらの方がより幻想的。オドロオドロしい感じとかがホラーっぽくて良い。ただ台詞回しが読み難いところがあった。
    実際の歴史との違い

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    2020年08月15日

    Posted by ブクログ

     時は昭和2年。粘菌学者の南方熊楠は昭和孝幽学会という謎の団体に勧誘される。そこは、本流を外れた亜流の学者集団であった。自動人形"天皇機関"を作り上げ、天皇に献上することで自らの存在を知らしめようとする彼ら。南方は天皇機関の頭脳となる粘菌コンピューターを完成させるが、そこに革命家

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    2019年05月26日

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