彼女がエスパーだったころ

彼女がエスパーだったころ

671円 (税込)

3pt

進化を、科学を、未来を――人間を疑え!百匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療……人類の叡智=科学では捉えきれない「超常現象」を通して、人間は「再発見」された――。デビューから二作連続で直木賞候補に挙がった新進気鋭作家の、SFの枠を超えたエンターテイメント短編集。

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彼女がエスパーだったころ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年03月25日

    疑似科学というテーマは、思ったより僕らの身近なものらしい。
    かなり好き。

    たまたま最近読んでた『謎解き カラマーゾフの兄弟』に、匿名会(AA)についての話が少し出ていて、思わぬシンクロ。

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    Posted by ブクログ 2021年11月18日

    疑似科学を扱ったルポ形式の短編集で連作っぽくなっています。スプーン曲げ、火を使う猿、ロボトミー手術、ホスピス、新興宗教といったテーマ。疑似科学そのものよりそれを取り巻く人々の考えや行動が物語られています。後半、重いテーマが続きますが、最後はすっきり終わった感じですね。

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    Posted by ブクログ 2018年06月17日

    非常に魅力的なタイトルの本作ですが、連載時は「疑似科学シリーズ」と銘打たれていたそうです。はて「疑似科学」とは何ぞや?と思ってWikipediaを見ると、日本語の意味としては「科学性をうたっているが実際には非科学的であるもの」を、本来の意味としては「うわべだけの科学や、誤った科学のこと」を指している...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月27日

    世界観がすごい。疑似科学なんだけど、淡々とした、突き放したような、感情を排除した語り口に、まるで真実が語られているような気にさせられてしまう。認知が歪む、不思議な感覚がある。
    だからと言って面白いかっていうとまた別問題なんだけど、私は好きです。

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    Posted by ブクログ 2018年06月14日

    平和への切なる願いを抱いた人類は、その自由意志によって
    おのれのエゴイズムを去勢することさえできる
    ところが、エゴを捨てたあとには自由意志すら残らない
    人間らしさを失って、社会に適応できなくなってしまうということだ
    このジレンマ
    これを打開するべく設定されたまやかしの希望こそ
    すなわち宗教であり、物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月02日

    あってもなくてもいいけれどもオカルトと医療に造詣がある方がすらすらと読める作品。

    信仰による奇蹟と科学の進歩、倫理と道徳の大きくふたつのテーマが禅問答や反証実験のように繰り返されながら進んでいくストーリーに感じた。
    読みながら思ったのが「信仰による奇蹟」はいくら科学が発展したところで無いものにはな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月12日

    普通の情景を読んでいるつもりが、気がつけばビューンととんでもないところに連れていかれている感が。
    あいかわらずすごいな。

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月16日

    疑似科学がテーマの連作短編集。「彼女がエスパーだったころ」「ムイシュキンの脳髄」「薄ければ薄いほど」が好き。

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    Posted by ブクログ 2019年07月29日

    宮内悠介さん初読。
    SFの人というイメージだったけど、この短編集は、信仰と超現象と偶然の境界を巡る小説だった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月26日

    もっとオカルトな内容でぶっとべる話かと思えば、いたって冷静な静かな小説。
    同じテーマで短編を並べるスタイルは嫌いじゃない。語り手が作者本人なのか否か、読み手からすれば混同するような感じもディック的で悪くない。あくまで多分作者本人ではないが。
    ちょっと、自分で期待値を別な方向に上げてしまってから読んで...続きを読む

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