興亡の世界史 東インド会社とアジアの海

興亡の世界史 東インド会社とアジアの海

1,375円 (税込)

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17世紀のイギリス、オランダ、フランスに相次いで誕生した東インド会社。この「史上初の株式会社」の興亡を通して、世界が大きく変貌した200年を描きだす異色作。喜望峰からインド、中国、長崎にいたる海域は、この時代に「商品」で結ばれ、世界の中心となり、人々の交流の舞台となっていた。そして、綿織物や茶、胡椒などがヨーロッパの市場を刺激して近代の扉を開き、現代に続くグローバル社会の先駆けとなったのだった。

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興亡の世界史 東インド会社とアジアの海 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    17世紀、アジアとヨーロッパの勢いが逆転した。

    その契機のひとつが「東インド会社」。
    先んじてポルトガルによる「海の帝国」が始まり、その成功と失敗をもとにオランダやイギリスの民間が利潤を求めて海へ乗り出した。
    その原動力は“経済”、やり方は“独占”。

    事柄を横串に捉えた解説(例えば主権者の「国」

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    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

     デジタル本の興亡の世界史21巻の20冊目を読み終えました。この「東インド会社」に焦点を当てた世界史は、必然的にグローバルな地球規模の世界史とならざるを得ないのでとても勉強になった。なぜヨーロッパ列強が次々に東インド会社をつくったのか。そして商事会社としての東インド会社が、暴力的に支配していくとはど

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    2024年02月08日

    Posted by ブクログ

    世界史を勉強しなおしていると、同じ「東インド会社」が国ごとにいくつもでてきてそれぞれどういう違いがあるのかを学びたくて読んでみた。内容がとてもわかりやすく、一言に東インド会社といっても地域によってビジネス戦略を変えており、多面的な性格を持っていたことが良くわかった。近代化は確かにヨーロッパから始まっ

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    2023年11月18日

    Posted by ブクログ

    高校の時に学んだ世界史の断片的な知識しかなかったが、東インド会社の興亡の歴史という観点でこの時代の世界情勢を面として捉えることができた。この本から得られる新しい視点や発見も多く、もう一度世界史を勉強してまたこの本に戻ってきたいと思った。

    0
    2023年08月08日

    Posted by ブクログ

    近代国家の国民としての概念の成立を丁寧に紡いでいることで、現代に生きる我々の考えへの客観的視座を十分に与えてくれる名著です。うちと外の文化を解き明かした功績は異文化に興味を持つ全ての人の考え方の基礎にできると思います。海外ビジネスに、携わる皆さんに読んで頂きたい本です。

    0
    2022年09月05日

    Posted by ブクログ

    表題に違わぬ名著だと思う。東インド会社の成立前史から、その成立、隆盛そして衰退まで、各地域との関わりにめを配らせつつ丁寧にかつわかりやすく記述されている。個人的に勉強になったのは、日本史で言うと朱印船貿易の目的や、正徳新例後の貿易の衰退と国産化の進展。世界史で言うと、東インド会社の運んだ綿織物がイギ

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    2020年06月18日

    Posted by ブクログ

    東インド会社は昔から気になってたんだよね!
    とはいえ、英国東インド会社しか念頭になかったけど(^^;
    オランダやフランスにも東インド会社があったのね。
    オランダやフランスが『も』東洋にこれほど…と思いかけたところで、
    ああ、『蘭領東インド』ってのがあったなあ(日本が攻め込んだ
    『仏領インドシナ』って

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパの今に繋がる近代化の源流が、東インド会社を仲立ちとしたアジアの産物とヨーロッパの出会いによるものとすれば、その後のアジア植民地化の動きは皮肉にもアジア社会がそれをもたらしてしまったと考える事が出来ないか。

    0
    2023年04月25日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    最初期の株式会社や貿易はどのようなものだったのか興味を持ち手に取りました。
    加えて、400年前ごろ?の世界の横のつながりがわかったし、
    各国の東インド会社の歴史的価値、世界がつながる近代化への道のりの序章なのだなと思いました。


    374近代ヨーロッパは、一体化したそれ以前の世界の

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    2019年10月09日

    Posted by ブクログ

    ポルトガル、オランダ、イギリス、そしてフランスにおいて設立された東インド会社は、ヨーロッパとアジアを結び、世界が一つとなる機運を作り上げた。その歴史を、ときにヨーロッパから、時にインドから、そして東インド会社の勢力の東端と言える日本から、縦横無尽に語りつくす一冊。インドにおける、現在でいうところの国

    0
    2018年11月17日

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