老いるということ

老いるということ

825円 (税込)

4pt

3.0

これまでにない長い老後を生きる時代が到来した現代、人は老いとどのように向き合えばいいのか。さりげない表現の中に現代日本人の老いを描く幸田文。島崎藤村が綴る老後の豊富さと老いることの難しさ。伊藤整が光を当てた老いの欲望と快楽。伊藤信吉が記す90代の老年詩集……。文学作品・映画・演劇に描かれたさまざまな老いの形をとおして、現代に生きる者にとっての<老い>の意味と可能性を追究する。

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老いるということ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月19日

    黒井千次(1932年~)氏は、東大経済学部卒、富士重工業に入社し、会社員生活のかたわら執筆活動を行い、1968年に芥川賞候補、1970年に芸術選奨新人賞受賞。その後、富士重工業を辞めて作家活動に専念するようになり、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞等を受賞。日本文芸家協会理事長、日本芸術院長も務めた。文化功労...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月20日

    今はまだ若いので、老けていく自分なんて想像したことも無かったし感じる事もそうそう無い。なんだか怖いことかな、と考えていたけど安心して読めてじっくり考えることのできる本でした。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年01月28日

     老いることの意味、肉体的に、精神的にあると思いますが、86歳で没した幸田文さんが70歳の時のエッセイに次のようなくだりがあります。「自らの限界を認め、今迄より一歩も二歩もさがったところでものを考えようとしなければならない」と。彼女は「きりりと絞りあげた意志」と表現してますが、心に響いた一節でした。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年06月01日

    老いを良く生きるための不可欠の要素は「諸所の徳を身につけ実践する」ことなのだ 青春とはせいぜい20年ほども生きれば出会えるものですが、老年はその三倍も四倍も生きた後でないと手にはいりません 「隠居」という言葉が死語と化した 若い頃は、足し算で捉えていた年齢が、死から逆算した引き算として迫ってくる 他...続きを読む

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