日本共産党の研究(二)

日本共産党の研究(二)

814円 (税込)

4pt

4.2

強大な国家権力をまえにして、党幹部たちはどう行動し、党はなぜ崩壊していったのか。特高やスパイとの闘い、銀行ギャング事件、なだれを打って続々出てくる転向者など──厳しい弾圧の戦時下で革命をめざして闘った日本共産党の激動の歴史を追う。人と事件を中心とした画期的な通史。全3冊。

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1~3件目 / 3件
  • 日本共産党の研究(一)
    902円 (税込)
    戦前の共産党の実態はどうだったか。その成立のいきさつ、コミンテルンによる支配、資金の出所、組織、相次ぐ転向者など──戦時下の弾圧による党崩壊までの激動の歴史を実証的に追い、当時の関係者の証言を記録する。理論や主張としてではなく、生きた人間研究としての初の本格的な通史。全3冊。
  • 日本共産党の研究(二)
    814円 (税込)
    強大な国家権力をまえにして、党幹部たちはどう行動し、党はなぜ崩壊していったのか。特高やスパイとの闘い、銀行ギャング事件、なだれを打って続々出てくる転向者など──厳しい弾圧の戦時下で革命をめざして闘った日本共産党の激動の歴史を追う。人と事件を中心とした画期的な通史。全3冊。
  • 日本共産党の研究(三)
    770円 (税込)
    なぜ、共産党を支持できないのか。民主集中制という名の現在の宮本顕治独裁政治を批判する著者は、その源流である戦前の共産党成立から崩壊までの全歴史に遡(さかのぼ)って徹底的に解剖する。克明な取材による新事実を加え、政治と権力悪の本質に迫った企期的な通史。全3冊。第1回講談社ノンフィクション賞受賞。

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日本共産党の研究(二) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    全三巻中の二巻。白眉とされているリンチ事件の記述などなど。別に僕は日本共産党やマルクス主義自体というよりもそれらの歴史的経緯、さらには歴史の"おおまかな"構造、そしてそこから何を自分の糧にできるかということに興味があるのでリンチ事件は別にどうでもよかった。内ゲバの一種としてね、理

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

     第二巻では、1930年代以降の活動に焦点を当てる。この時期、共産党にとって大打撃を受けたことがいくつかある。そのうちの一つが、党の主軸にスパイがいたことである。スパイMと呼ばれた男は、当時の共産党にとって、活動を続けるのに必要不可欠な存在であった。ところが、実際は警察側の人物であった。スパイは信頼

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    第二巻は、「スパイM」が暗躍した「非常時共産党時代」と、熱海事件以降の野呂栄太郎および山本正美を中心とする共産党再建の試みがえがかれます。

    スパイMこと飯塚盈延について著者は、関係者への取材を通してスパイとしての活動を終えたあとの彼のすがたについても明らかにし、このたぐいまれな活動をおこなった人物

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    本巻の中心は共産党と当局との攻防だが、スパイMをはじめとするスパイの活動に紙幅が割かれている。

    日本共産党の歴史を語る上でスパイの果たす役割は大きいと立花は考えているのだろう。

    0
    2021年04月03日

    Posted by ブクログ

    1930年代初めの共産党。
    弾圧はますます強まり、スパイがますますはびこり、ついには組織の責任者がスパイだったり、最高指導部5人のうちの2人がスパイだったりという、まともな非合法組織だったらありえない状態になってしまう。

    ここまでくると、悲惨というよりほとんど喜劇だ。スパイである幹部がスパイである

    0
    2017年11月18日

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