まるまるの毬

まるまるの毬

792円 (税込)

3pt

親子三代で菓子を商う「南星屋」は、 売り切れご免の繁盛店。武家の身分を捨て、職人となった治兵衛を主に、出戻り娘のお永と一粒種の看板娘、お君が切り盛りするこの店には、他人に言えぬ秘密があった。愛嬌があふれ、揺るぎない人の心の温かさを描いた、読み味絶品の時代小説。吉川英治文学新人賞受賞作。

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まるまるの毬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    とても良かった。
    誰かを想う気持ちに溢れた優しい一冊だった。

    菓子店“南星屋”を舞台に元武家の店主、その娘と孫、僧侶である店主の弟の日常を描く。
    日々持ち込まれる厄介ごとを家族で支え合いながら乗り越えていく、その姿に心揺さぶられた。

    ☆4.8

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    Posted by ブクログ 2023年10月23日

    これが職人の極みなんだろうな、見聞は大事だと、それを活かせる仕事に繋がるとか羨ましい。孫が途中で居なくなって、残念な感じがして、でも上手く終わらせた。そうか職人になれない女性だから、あんな感じになるかと、でも最後に創作お菓子を親娘三代で作る喜びが良い。この先どうなるのか分からないけど、孫に全てを教え...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月10日

    読後の感想、シンプルだけど「面白かった!!」

    後半はハラハラする場面が出てきて、ここで読むのはやめられない!ということで一気読みでした。
    でも読んでよかった。心あったかく幸せな気分で寝れました。そしてもちろん和菓子食べたい!

    ....うん、ほんと面白かった!!(何回言う)

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    和菓子職人の治兵衛と娘のお永、孫娘のお君の三代で営む南星屋。
    出てくるお菓子がどれも美味しそうで、また、家族三人の和気藹々な雰囲気にほっこり。
    治兵衛の弟の石海も良いキャラクター。
    ほのぼのかと思いきや、出自など設定も細かくされていて面白く拝読しました。
    続編も楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月25日

    読み終わってすぐに続きが読みたくなる作品に出会うことができた。

    ごく狭い世界の、どちらかというと地味であたりまえな日常と、でも決して「人並み」ではない人生。
    心に抱える葛藤も、身近な人々に注がれる愛情も、大切にし貫き通す矜持も、特別ではないけれど気持ちの良い生き方だ。

    登場人物がみな、和菓子のよ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月01日

    春と和菓子と時代小説の相性は満点。
    久しぶりに南星屋へ治兵衛さんの甘味を食べに来た。

    治兵衛、お栄、お君ちゃんの親子三代で営む南星屋。親子のやりとりにほっこり。
    治兵衛の弟、石海がまたいい味出してて好きだ。

    甘くて美味そう…!なだけじゃなく、哀しく胸が痛くなる出来事も起こるけれど、最後はふんわり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月15日

    親子3代で切り盛りするお菓子屋のお話。

    ライオンのおやつとリンクするところが多々あり。甘いものは笑顔と優しさを引き出してくれる。それは時代には左右されない普遍的なものなのだろう。

    ほっこりと心が温かくなる小説。

    0
    購入済み

    2021年03月30日

    心淋し川が良かったのでこちらも読んでみました。大鶉と南天月、食べてみたいなぁ。
    人情話に初めて取り組んだのがこの作品だったそうですが、本当、この世界にずっといたいなあと思う作品でした。読み終わるのが名残惜しかった。
    こちら続編があるんですね。続編も読みます!

    0
    購入済み

    2020年05月21日

    こんなお店が近所にあったら、足繁く通ってしまいます!

    悪意にさらされても、危機に瀕しても、娘や孫娘、弟と力を合わせて乗り越えていく清々しさが気持ちのよい作品でした。
    何よりお菓子が美味しそう!

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月26日

    南星屋シリーズ第一弾。
    武家の身分を捨て、菓子屋になろうと決心し、諸国を16年も周り、各地で修行をして、麹町に南星屋を開いた治兵衛。旅先で妻を亡くし、娘と孫娘の親子三代で和菓子屋を営んでいる。
    将軍家の御落胤という秘密をもつ治兵衛。娘のお永は夫の浮気が原因で娘のお君を連れて、実家である南星屋に戻って...続きを読む

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