ドアのノブさん

ドアのノブさん

1,265円 (税込)

6pt

3.8

本棚の下に落ちている桃色のボタンが、クリップや五百円玉などと会話を繰り広げる「すきまの闇」や、大好きな家族が引っ越してしまい、取り残された玄関扉のノブの気持ちを描く表題作「ドアのノブさん」など、身近にある「小さなもの」に目を向けた短編童話集です。やさしくてユーモラスでありながら、ハッとさせる視点の鋭さ。童話界の新しい才能、おおくぼ雨咲(うさぎ)さんの作品を読むと、何気ない日常を見る目が変わります。

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ドアのノブさん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年11月24日

    ボタン、ドアノブ、木片、赤青えんぴつ、靴下の裏側と、いつも暮らしのまわりにあるあたりまえのちいさな物たちの、ためいきみたいな、でもあったかな5つのおはなし。
    どのおはなしも、終わり方が大人の小説のようにさりげなく、読者に託したような想像力をくすぐられるようなラスト。「線のむこうがわ」の木片の哲学的な...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年12月20日

    ボタン、ドアのノブ、濡れた靴下(の裏側)などを擬人化して、そこから見える世界を描いている。
    身の周りにあるものがこんなことを考えていたら、面白いなあ。
    「線のむこうがわ」
    木材から削られた木片の話。
    街のいろんなところを旅して、あるショーウィンドウでバイオリンを見つける。久しぶりの再会に驚いて「よく...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年11月01日

    ドアノブや赤青鉛筆などのモノの気持ちを想像して表現したお話。棚の下に落ちたボタンとか、何かになるはずだった木片とか、なんか少し切ないけど最後に救われたり余韻が残る終わり方で、物を丁寧に使おうかなと思えた。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年12月11日

    家の中にあるものたちの、つぶやき物語。

    『すきまの闇』コートから落っこちたボタン。同じように落ちて本棚の下にいるクリップや安全ピンたちの悲哀を聞く。
    『ドアのノブさん』山下さん一家は引っ越して行った。てっきり家電や家具と一緒に連れて行ってもらえると思っていたドアのノブさんは、置いていかれて悲しむ。...続きを読む

    0

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