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何をしに台所まで来たのかを忘れてしまったばあさまが、家の中に現れた青い着物の女の子から、忘れたものが入った玉を取り戻そうとする表題作をはじめ、おじいさん・おばあさんを主人公にした短編ばかりを集めたこれまでにない童話集です。著者の大久保雨咲氏は、身近な題材を鋭く、そしてあたたかく切り取る注目の童話作家。『うっかりの玉』は、高齢化社会の今こそ、子どもに、そして大人にも読んでほしい、新しい童話の形です。
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Posted by ブクログ
お爺さん、お婆さんが出てくるちょっと不思議な話ばかり。 お年寄りの方が記憶を沢山持っているから? タイトルのうっかり玉は、その人が忘れてしまった記憶が玉になってころりと落ちているんだそうで。 思い出せたら、玉も消えます。 NHKのラジオドラマのような静かなあたたかい雰囲気だった。
台所の前までくると、ばあさまは「はて。なにしにきたんじゃろう」 しかたなく階段を上ってもどろうとすると、そこには見たこともない小さな女の子がすわっていました。そして、ばあさまがうっかり忘れた用事の“うっかりの玉”を拾ったというのです…。 不思議な空気の短編が6つ。どれもおじいさんやおばあさんが主人公...続きを読むです。年を取ることがちょっぴり楽しみになるような、素敵な物語たちです。 フリガナが少ないので、高学年以上ですね。
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