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Posted by ブクログ 2020年12月18日
ここで語られる自由な思考という概念と、荘子が胡蝶の夢で表現する精神(存在)のあり方とは繋がってくるのだろう。
個としての存在を保ちながら、いかに全と繋がれるか?いや、本来であれば躰という縛りから解き放たれれば、それは可能なはずだとするメッセージが感じられる。
人の幸福を個というレベルで考えるのか種と...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月24日
ミチルとロイディにまた会えるぞ!と意気揚々と読みだしたら、鮭川とか知らない名前がたくさん出てきて、なんだか時代もそこまで未来ではないようだし…あれ?間違えたのかな?としばし途方に暮れながら読み進めました。
そして、まあ、これはこれで面白いかも…とストーリーに入り込んだあたりで、だんだんと「自分」が...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月15日
再読。
この作品がほんとうに好き。混線する視点と思考、私はだれなのか、私がだれかであることは重要なのかわからなくなり、最後には帰結する。帯などにもあったけど、小説でここまで自由に書けるのすごい。
森作品のシリーズでとても重要な位置にあると思います。あ、でもうん、よくわからないよね。そこが好きなのです...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月07日
何度目かの再読。百年シリーズの第三弾にして最終作。この小説は何度読んでもわからないとしか言いようがない。それでも読み返したくなる不思議さが存在する。これは過去か?未来か?それとも今か?夢か?現実なのか?もしくは幻?観測するたびに形を変えていく、それが森ミステリィの特異点。Wシリーズとも通じる話も展開...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月28日
この世界の真理のようなものを哲学的かつ理論的な考察を用いて描いているSF作品です。
読み終わり一言で言うと、「意味がわからない、混乱する」という感想になりました。
でも、とても世界観の描写と表現が綺麗で情景が鮮明に思い描くことができます。色の描写がとても綺麗です。世界がコロコロと変わっていくはずな...続きを読む
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