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2015年夏に就任した森信親・金融庁長官の真意を知ろうと、いま金融機関のMOF担はじめ多くの銀行関係者は右往左往している。もともと不良債権処理のために整備された金融庁による金融検査の手法が一変しようとしているのだ。森長官に密着する金融庁担当記者がそのすべてを明らかにする。
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Posted by ブクログ
先日紹介した「花咲舞が黙ってない(池井戸潤)」からのこの一冊。 金融庁長官が推し進めている金融改革について新聞記者の綿密な取材によって書き起こされたもの。もともとは金融専門ではない貴社だからこそ、金融に明るくない一般人にもわかりやすく書かれている。 主題は「地方金融」の在り方。(簡単に言うと「地...続きを読む銀」の現状が良いことも悪いことも含めて書かれている。)地元に根差した本質的な「融資」をしている地銀があることはこれからの日本においては重要な気がする。 と、この読書の流れから、どうしてもドラマ「半沢直樹」が観たくなってしまい週末にかけて一気見してしまった。なんとも「スカッ」とする一方で、毎回「自分はちゃんと攻められているか?」という問いを投げかけられて、自分を見直すのにも活用している。笑 ここまで見てしまうと、どうしてもそのまま続きが観たくなるのだが、残念ながら続編はまだ放映されなさそう。。。仕方ないので、ちょうど文庫本化もされたので「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」を流れで一気読みしてしまった週末だったのである。 学生の頃は「絶対に金融だけの仕事はしない」と思っていたのに、知れば知るほど面白いのかも?と感じてしまうから不思議なものだ。そう考えると、就職活動という限られた時間で自分のやりたいことを見つけるってきっと難しいのだろうな。
共同通信の担当記者による、金融庁長官の金融機関改革についての本。主に地銀に対して、不良債権問題からリスクをとらなくなった経営を、きちんと顧客の事業性を評価しコンサルティングをして融資していくように改善していくということで、実際に稚内信金、北國銀行、きらやか銀行、北都銀行等の成果を上げた地域金融のケー...続きを読むススタディも紹介されていて大変興味深く読んだ。 銀行業界はまったくの門外漢なので、詳しい方が読めばいろいろと反論やツッコミどころもあるのかもしれないが、素人の私としては、この改革が目指す地銀の在り方というのはまさしく本来あるべき姿だと思うし、そのような本来の使命を捨てさせることになった「失われた20年」の深刻さを改めて痛感もした。メガバンクについても、今後続編が出たら読もうと思う。
自分の評価を高めるため営業ノルマで数字に追われる一方で、不良債権を発生させれば引当金が積まれ…。目先の利益を追う現場だが、本当の使命は何なのか考えさせられる本だった。 続編も読みたい。
あまりにも森さん礼賛に終始し立体感が無いのと、著者自身の知見が弱いので、知的アウトプットとしてのクオリティにはケチが付く。しかし単純にテーマの面白さと取材力の高さで押し切られた。 地銀の体たらくはチェックリスト思考の恐ろしさを象徴している。人の考えが介在する余地を無くすチェックリストは「守り」には...続きを読む強いので(不良債権問題からの脱出とか、違う例で言えば医療ミスの防止とか)、一概に否定すべきものではない。しかしどんな業界でも、「本質を考えなくてもいい仕事」をし始めると何かがおかしくなっていく。
2019年 1冊目 森金融庁長官の就任に伴い、地銀に求められるものが「財務健全性」から「地域への貢献」に大きく変化した。 これは金融庁の目を気にしながら「不良資産を作らないこと」を念頭に置いていた地方銀行に対し、「きちんと顧客を意識した経営をせよ」という金融機関のあるべき姿を再定義したものに他な...続きを読むらない。 先日社外有識者から「欧州に比べて日本の金融機関はリスクを取らない」という指摘を受けた。 銀行は資金を提供する機関ではなく、顧客、あるいは世の中の課題を解決するための主体であることを強く認識しなければならない。
前金融庁長官 森氏 を中心とした地域金融機関改革に関する本。 地域企業の事業支援をおろそかにする地銀は企業から捨てられると言うのが、本のタイトルの意図。 詳しく無い分野だったけど面白かった。
銀行が今まで不良債権の回収、引き当て、保全の強化に重きを置いていたことによる弊害が大きく出てきている。 かつての金融庁マニュアルによるもの。 これからはリレバンを軸として、本当の意味での顧客本位の営業が求められる。 自身のノルマばかりに目を向けるのではなく、顧客にとって一番の理解者である必要がある...続きを読む。 利ざやがなくなって銀行は厳しい、というのはただの言い訳。むしろ金利でしか顧客に利益をもたらすことが出来なかった銀行の末路である。 自分はこれからリレバンを意識した銀行員生活を送ろうと思った。
専門的な内容で普段から銀行と付き合いがある方でないとピンとこないかもしれないが、銀行の本来の仕事とは何か?の本質を問う本。 この本を読まないといけないのは全ての銀行員だと思う。
森金融庁長官に変わって、地方金融機関の指導方針が変わった、という話。小泉・竹中も悪くない、と言われると結局何が悪かったんだ、という気になる。足利銀行の破綻処理が決定的に地銀を萎縮させたのではないのか? いやはや、お上に振り回される金融機関は大変だ。 まぁ、失われた時間も20年になると事業家も銀行もマ...続きを読むインドが変わってしまって当然。地方再生に向け、これから考えを改めていけば良いのかもしれない。
捨てられる銀行 銀行、特に地方金融についてのレポート。異端児である森金融庁長官の改革と、そのブレーンについても書かれている。 増田寛也氏の地方消滅や自分自身の北海道旅行から地方の金融に興味をもって読んだ。現在起きている銀行の機能不全とは、極めて役所的な金融庁マニュアルに則ることばかり考えすぎて、本...続きを読む来の銀行業・金融業の意義である、将来的に拡大するのであろう企業や地元に密着した中小企業などへの融資が少なくなっていることである。財務諸表だけでは表れない地域との関係性や将来性に対する目利きが圧倒的に低下したことによって、銀行がマニュアル的な融資しかしなくなったことが地方金融の衰退の原因でもある。また、バブル時代の信用保証協会による100%の保証により、融資の緊張感や基準が弛緩し、無謀な融資が増えたのも拍車をかけている。現在進行形で起きている地方の衰退は、地銀の目利き力とネットワークを活用した粘り強く、かつアグレッシブな展開でこそ、食い止められる問題であり、食い止めねばならない。ハゲタカでも出てきたが、銀行の不良債権問題の本質は根深く、外科的手術も必要ではある。しかしながら、不良債権を請け負う銀行系サービサーに多くの銀行OBが出向しているものも多く、根本的な問題解決にならない。銀行内部の売り上げ競争に奔走するばかり顧客満足を軽視しているという点もあるが、これは実際に銀行で働いたことはないのでわからないが、難しい問題だと思う。数字上の向上を標榜しなった時の士気の低下およびそれが招く銀行の弱体化と顧客満足の軽視のどちらを取るかと考えると、短期的な利益を考えた場合、難しく、トップの「英断」が必要であろう。本質的には、定性的な評価体制が確実に必要で、それを伝搬して、企業の様な集団レベルで実践していくには、粘り強い呼びかけが必要なのだろう。
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捨てられる銀行
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橋本卓典
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