新装版 戦雲の夢

新装版 戦雲の夢

847円 (税込)

4pt

土佐22万石の領主・長曾我部盛親は、関ケ原の戦いで西軍にくみしたため一介の牢人の身に落ちた。謫居の地を京都に定められた盛親は、再起への野望を密かに育み、旧臣5千人とともに大坂夏ノ陣に立ち上がったが……。大きな器量を持ちながら、乱世の流れに乗れなかった悲運の武将を鮮やかに描く傑作!

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新装版 戦雲の夢 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年07月27日

    槍一つで四国を平らげた長宗我部元親の実子であり、土佐二十二万石の領主・長宗我部盛親は、関ヶ原の戦いで西軍に加担したがために、一介の浪人の身に落ちてしまう。京にて蟄居する盛親は、再起の野望を胸中に育み、大阪の陣にその身を賭けて奮起するが…

    出来事を淡々と説明する描写に乏しい反面、物語性が非常に強く、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月28日

    長曾我部盛親の物語です。平凡な気質の好人物が、長曾我部の世子としてのあるべき姿に逡巡し、ついには天に己のうつわを賭けようと決意する過程が描かれます。大阪夏の陣で見せる藤堂高虎戦での采配は、今や敵味方となった旧臣下の見守る中で輝きを見せていきます。盛親の高笑いとともに清々しい余韻を残すすばらしい作品で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月05日

    長宗我部盛親が主人公です。
    物語は秀吉の死から、大阪夏の陣まで。

    盛親は、家康の勝利を読んでいましたが、
    元親の死や家督相続により、どうにもならず流れるまま西軍につきます。

    天運に任せて生きますが、京都での謹慎生活の中で、
    一念発起し大坂の陣に臨みます。

    盛親の人物像がとても良かったです。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月23日

    この作品も司馬遼作品MYtop3の一つ。
    司馬遼の大好きな維新の原動力、長宗我部侍のルーツが書かれています。

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    Posted by ブクログ 2011年12月19日

    司馬遼太郎自分ランキング1位!(2011/12/1現在)

    気楽に生きてきた。
    急に大役がまわってきた!運でもあり準備不足でもあり、全てを失った。
    でも、これでもいいのかもしれないな。。・・いや?違うかも?  ・・違う。
    自分はこれをやった!というものを作りたい。無理とわかっていても、それに全力でぶ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月04日

    男としてどう生きるべきかの長曾我部盛親の苦悶、葛藤を描いていましたが、現代の「サラリーマン」の日々の葛藤や苦悶に通じるところ、男として、「人生の中で何ごとかを成さねば」という思いは良く分かります(理解出来ます)。
    そして盛親自身が「自分の運を愛さない者に運は微笑しない。」云々とのくだりは他者への責任...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年01月28日

    泣けちゃう。戦国のゆとり世代はこんなこと考えて生きてました。夏草の賦・関ヶ原と合わせて読むと諸行無常感がとても耐えられない。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    Remember Sekigahara!(関ヶ原を忘れるな)

    長曾我部国親も元親も信親もいいけど盛親を忘れないでほしいんです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    長宗我部家第三弾です。
    素晴らしかった…!!長宗我部盛親の生き方も私が今まで読んできあ武将達とはまた全然異なっているのもそうですが、、一冊の小説としても素晴らしい作品でしたっ!!
    何度も読み返したくなる作品ですね!

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    元親の四男、長宗我部盛親の人生。関ヶ原で西軍に組みしたせいで大名から寺子屋の先生に。その後大阪の夏の陣にて散るまで。八尾の戦が盛親にとっては戦雲の夢、だったのかな。盛親と弥次兵衛の主従がせつない。でも読後感は爽やかでした。

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