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鹿内家の歩んだ道は戦後のマスメディアの象徴だった。経済界を動かし各媒体を手に入れ、聴取率・視聴率争いに勝つ。さらには他企業を出し抜きお台場に新社屋を建設する。数年にわたる緻密な取材をもとに、日本のメディアとは何かを問う話題作。新潮ドキュメント賞・講談社ノンフィクション賞を同時受賞。(講談社文庫)
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新聞・テレビ・ラジオの3大巨大メディアを持つフジサンケイグループ。鹿内信隆という人物がどのようにしてのし上がっていったのかにとても興味があったので読んでみた。彼は、日本の戦後の動乱の中で、「児玉誉士夫」や「横井英樹」「小佐野賢二」のように闇から権力を牛耳ることとなる。巨大メディアとなったフジサンケイグループだったが、鹿内家による私物化は息子の鹿内宏明氏に対するクーデター追放劇などにより崩壊する。メディアの裏側に潜む凄惨な権力闘争の歴史がわかる骨太な1冊である。
上巻以上に面白い
上巻の後半は創業者の成り立ち話が多く食傷気味で、下巻の前半もそれをならっていたが、息子さんのお話以降はフジテレビの全盛期と凋落につながるお話で面白過ぎました。 次は続きの二重らせんを読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ
「韓流ゴリ押し」で叩かれてるフジですが、そのような方に是非ご一読を。どんな会社でも叩けばホコリが出るものですが、そのホコリが半端ではない。創業者一族、鹿内家と日枝グループとの暗闘。お台場の一等地になぜ、新局舎を作ることが出来たのか、等など。こりゃ「社史」なんて作れないわなぁ。
業界人は必読。 これから社会に旅立つ学生にも役立つ。 数十年お世話になる社会がいかに過酷で、無慈悲で、理不尽なところなのかという現実を疑似体験できるからぜひ読むべきだ。
フジテレビの歴史について書いた一冊。 残念ながら2009年出版なのでライブドア事件についての記述はほとんどないが、公共の媒体でありながら血塗られた歴史はとても興味深かった。
支配が完成した後、本来なら「2代目」が強固な基盤と采配を振るう時代がくるはずでしたが、突然の死によって、「初代」がカムバックし、現れた「3代目」への継承とクーデター、そして、現在では、 「その後」の状況まであわせて読むことができます。 外部から現れた「乗っ取り」者であった堀江さんが、実はものすごく...続きを読む正当な継承者であったのではないか、という気持ちにさせられることでしょう。 しかし、現実は、バブル時代からの焼き直しの番組と低予算の後追い番組ばかりが流れています。 歴史にifはありませんが、やはり、「2005年」は間違った解決だったではないか、と思わされずにはいられません。
戦国時代顔負けの、権力闘争や陰謀。メディア界の華麗なる一族の隆興と聚落。マスメディアの暗部。 これらが読み応えある形ながら、飽きさせることなく描かれている。 社史が描かれない企業、フジサンケイグループの歴史をよくここまで調べたと感嘆。
宏明さんは悪い人ではなかったかもね。 銀行の文化・世の中の常識をもちこんだので 特異な業界ではつまはじきというか。。。 でも鹿内さんの魅力はすごい!! 他の本も読もう。
官とメディアの結びつき。 これらの事例を見るとやはり小さな政府にするべきだと改めて思う。 小さな政府であれば結びついても得るものが少なくなる。そうなれば自然と癒着も少なくなるだろう。 電波をもつ政府との利害関係を保つことでメディアの参入障壁を高め、 その結果高収入を得ることができるように...続きを読むなっているというのはものすごく納得いかない。 政府は電波を開放するべきだし、携帯ユーザーだけではなくテレビ局に対しても電波利用料をきっちり徴収すべきだ。 --気になった文章-- 日本のメディア界は、相対的に権力基盤が安定している経営トップでさえ撃ち落とされる負のベクトルによって、奇妙な安定が保たれているかのようだった(P321)
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