日本政治「失敗」の研究

日本政治「失敗」の研究

990円 (税込)

4pt

3.8

2009年9月に実現した「政権交代」。だが、目指すべき「二大政党制」とは何か。日本では社会民主主義政党は育たないのか。「英国流の議院内閣制」を唱えた福沢諭吉や徳富蘇峰、「民本主義」の吉野作造、日中戦争勃発直前に躍進した社民勢力など、民主化に尽力した「敗者」を軸に近代史を再検討し、現在の政治改革に多大な影響を与えた画期的著作。(講談社学術文庫)

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日本政治「失敗」の研究 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    かなり冗長で読みにくいけど好きな人には刺さると思う。全然、毎回新しいものとして取り上げられる自由主義政党の伝統化を図る本。確かになあ、というのとなぜ他国では上手く根付いたところがあるのだろうか… どの自由主義政党も詰めが甘く残念なのだなあ なんなんだ、と思わされる…

    0
    2016年02月09日

    Posted by ブクログ

    戦前の日本の民主主義の話。よく知らない時代だが、もっと学ぶべきかも。ロンドン軍縮協定の攻防、天皇側近の敗北と国際連盟脱退、社会大衆党の躍進あたりはわかりやすい。吉野作造の民本主義、広義国防、人民戦線論はまだわからない。 
    なぜ軍を抑えきれなかったについて、議会(政党)は反軍だったが親資本家過ぎたため

    0
    2012年11月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本において、実は明治以降の自由主義、リベラルの流れが脈々と流れており、それが伝統として認識されていないが故の、自由主義の弱さを指摘しています。福沢諭吉、徳富蘇峰、吉野作造、そして民政党、社会大衆党・・・。15年戦争さなかの1936,7年頃においても民政党、社会大衆党が躍進をしていることが何を意味し

    0
    2013年08月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【書評】
     筆者は、「平和」「民主主義」「社会民主主義」は戦後60年の日本の浅い「伝統」ではなく、明治維新以来140年日本の「伝統」であることを主張する。本書は、1930年代日本が戦争へ向かう暗黒の時代と描かれる時代を、言わば「敗け組」史観にたって新たに説明する。
     30年代の選挙と社会民主主義勢力

    0
    2012年06月19日

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