ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化ばかりが進む北海道苫沢町。理髪店を営む向田康彦は、札幌で働く息子の「会社を辞めて店を継ぐ」という言葉に戸惑うが……。(表題作) 異国からやってきた花嫁に町民たちは興味津々だが、新郎はお披露目をしたがらなくて――。(「中国からの花嫁」) 過疎の町のさまざまな騒動と人間模様を、温かくユーモラスに描く連作集。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
映画を先に見ちゃったせいか、ついつい高橋克実の顔が浮かんでしまう。。。まずは原作を読むべきと思いました。 人間味あふれる、なんか景色が想像できる、とてもいいお話でした。
北海道のとある町、苫沢町。かつては炭鉱で栄えていたが、廃れていき、 今では、財政破綻をしてしまっている。そんな過疎地で暮らす人々を 描いた物語。 芦沢町で理髪店を営む、2代目の向田康彦を中心に、 息子や親友に過疎地ならではの子供の時からの友人・知人たちとの 交流が描かれていた感動作。 札幌で会社勤...続きを読むめをしていた息子が、理髪店を継ぐと言い出す話。 40代になり結婚できなかった男が中国人の嫁を貰う話。 友人の息子が事件を起こし逃亡している話。 など、計6作品。 過疎地ならではの問題があって、そんな中でも、 人のつながりが深くハートフルな関係とともに、 財政破綻した過疎地ならではの問題を、 助け合いによってどうにかしようと奮闘する人々の逞しさが垣間見えた。 読む前の印象は、雪深い北海道の田舎町の理髪店、 それって面白いのかな?ってな感じで読み始めたら、 これがどうして、結構な感動があって、田舎の日常と言ってしまえば、 それまでなんですが、読めて良かったと思う作品でした。
苫沢町のあたたかい日常が目に浮かぶようで、サクサク読みました。家族も近所もみんなあたたかくて、なぜか懐かしい気持ちが湧いてきます。昔ながらの風習も、新しい風も、良いところを折衷しあって日本全体があたたかい国になると嬉しいなあとしみじみしました。私達世代、いまがんばりどころですね。
かつての炭鉱の町、苫沢町。さびれゆく田舎の中で諦めの境地の人々と変化を起こそうとする若者。小さなことでも一緒に一喜一憂する住人の様子がどこか可愛らしい。主人公の持つ温かさが悩める人達を上手に前を向かせて行くお話は清々しく感じました。田舎あるあるのユーモラスな描写にくすりと笑わせてもらいました。続編が...続きを読むあれば読みたいです。大好き度❤️❤️❤️
とても面白かった。 北海道の過疎の町の出来事が理髪店の店主の視点から進んでいく。 全6話。息子の帰郷、夏祭り、中国からのお嫁さん、新しく開店したスナック、映画のロケ地、犯罪者の話など、軽いタッチでどれも読みやすかった。 素朴で暖かくて、続編があれば是非読みたい。
久しぶりの奥田英朗さん。大ファン。 やっぱり良かった。 過疎の苫沢町に住む人々の、先が見えなくて、切なくて、鬱陶しくて、しつこくて、温かくて、優しいワチャワチャした感じがほのぼのしてる。 主人公が「理髪店」のご主人というのがいい。髪を切ってもらいながら、心の内がほろっと出てしまうお客さん(付き合い...続きを読むが長すぎたり濃すぎたりして身内のようでもあるのだけど)に優しいのです。
奥田英朗にしては、ちょっと物足りないけど、 やっぱり心温まる、良い話だった。 私は「中国からの花嫁」と「逃亡者」が好き。 ラストがいいよね。 北海道が舞台の作品が多いけど、出身は岐阜なのね。 北海道には思い入れがあるのかしら。 映画化ってさっき知って、記事みてたんだけど、 ロケは福岡だなんて、なん...続きを読むでやねん。 舞台が似てるんかな? 雪に埋め尽くされて村が凍りつく様子なんて、絶対に表現できないじゃん。 本当に北海道だと寒すぎてロケできんとか?
北海道舞台のお話しなので読んでみようと思い購入。方言が強すぎてなかなか最初は読み難い感じで主人公の役を高橋克己がやったのを知りそれからは高橋克己が話してる感じで読み進めたら、キツイ方言も気にならなくなってきた。
北海道の小さな町を舞台にした6つの連作短編集。帯にはハートウォーミングと書いてあるが、現実はそんなもんじゃないというメッセージの入れ方が面白い。モデルとなった場所を想像すれば、心温まるどころではない話も透けて見えるが、何とかその街が長く続いていくことを願いたくなる。中国からの花嫁、映画のロケ、地元出...続きを読む身の起業家、ストーリーの上手さと悲壮感なく厳しい現実をユーモラスに描くのはさすが。
北海道の過疎化に迫られた町を舞台にした連作短編集。 未来に対し期待が低く、寂しく感じる日々なのだけどそれでも事件は起こる。 小さなコミュニティな分、すぐに共有してしまい隠し事ができない。康彦さんをはじめ、いつも同じ面子が愚痴ってしまうのも仕方ないのかなあ。 中国からの花嫁 大輔くんの周りに対しての...続きを読む遠慮、気のまわし方よくわかります。恥ずかしく感じてしまうのだなあ。後は本来の性格なのでしょう。周りはそんなに気にしていないのに、どう思われているか本人は考えこんでしまう。自分もそんな面があるので気持ちわかります。 小さなスナック おじさん達が美人ママにのぼせる様が、微笑ましいというか、おぼこい。変化のない町で刺激を求めてしまうのも何となくわかる。 本気ではないのだけども、アイドルをみてる感覚なのだと思います。はしゃいじゃう。同年代の自分も共感できそうです。 逃亡者 冒頭では何となく頼りなく、都会から逃げて来たように思えた和昌くんが実は人間的に成長している様が、康彦さんと同じ目線で安心させらせた気持ちに。
レビューをもっと見る
「向田理髪店」
2022年10月14日公開 出演:高橋克実、白洲迅、富田靖子
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
向田理髪店
新刊情報をお知らせします。
奥田英朗
フォロー機能について
「光文社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
リバー
オリンピックの身代金 上下合本版
コロナと潜水服
新装版 ウランバーナの森
家日和
田舎でロックンロール
イン・ザ・プール
噂の女
「奥田英朗」のこれもおすすめ一覧へ
▲向田理髪店 ページトップヘ