機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

「あなたは、どなた?」少年が彼女の冷たい体を抱きしめるとき、運命の歯車が廻り始める――。1892年、万博開催を翌年に控え、空前の賑わいを見せる新世界大陸(ムンドゥス・ノーヴス)の都市・ゴダム。万博の利権を巡る人々の争いが繰り広げられる夜、パビリオン「十三層」の頂上で、機巧人形(オートマタ)・伊武(イヴ)が永の眠りから目覚めた。機巧と人間。本当の“心”を持つ者は誰か? 未曾有の世界に魂が震えるSF伝奇小説の傑作!

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機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年04月11日

    前作が素晴らしすぎて、続編があると知り大喜びで購入しました。

    イヴちゃんの可愛らしさは相変わらず。
    時代が100年ほど下がって、あのときに出会った人々は故人になってしまい日下國も変わってしまってとても寂しく感じられました。思い入れがあったのでしょうね。

    イヴや天帝だった少女は時を超えて存在しつづ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月17日

    第1作目が非常に面白かったので、続巻を楽しみにしていた。
    前巻より100年後の世界が描かれている。うーん、この巻はいささか、盛り込み過ぎかな。世界観が全く変わり、設定の説明や登場人物のそれぞれの過去、前巻との関連の匂わせなどを書くのにページが割かれ、残念ながら現在のストーリーが薄くなってしまった。さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月15日

    前作より百年後の世界。
    今回は電気などが普及してきた頃の外国のお話でした。
    伊武が動き出すまではいまいち乗り切れない感じでしたが、前作の最後の章みたいに万博が開催されてからの怒涛の展開が高低差すごかったです。
    日下に戻ってからのシーンがめっちゃ切ない。
    それとは別に機巧人形が全部話に出てきてて嬉しい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月24日

    このシリーズなんか乗れないな、と思っていたのだが、スチームパンク的ロマンチシズムを期待すると当てが外れるんだ、と今回気が付いた。人種差別や労働争議と言った万博の裏側をリアリズムで描き混む手法は、ハードボイルドでしょ。もちろん、「卑しき街を行く孤高の騎士」というチャンドラー流のロマンチシズムは存在する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月09日

    前作よりも主要キャラの造詣が類型的になっているのが残念だなあ。ただ、時代設定や万博という舞台立てはおもしろい。組合潰しなんかをやる探偵組織というとこほは、コンチネンタル・オプを連想した。次作もあるので、そちらも楽しみ!

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    Posted by ブクログ 2020年07月26日

    だいぶ時間を置いて読んだ続編なので、繋がりが見えなかったりして充分には楽しんだと言えないかもしれない。それでも登場人物の思いの強さ、執着の根拠には裏付けが弱かった気がする。ただ、ストーリーは面白いので、次作も読んでみようと思っている。

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    Posted by ブクログ 2018年09月25日

    「機巧のイヴ」の続編。「機巧のイヴ」は短編集でどの話もものすごく面白かったが、この続編はちょっと微妙。長編エンターテイメント要素はばっちりなのだが、登場人物への感情移入がいまいちかな。でも前作と同様にイヴのかわいらしさは健在。アニメ化したら売れると思う。イヴのさらなる活躍を期待。

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    Posted by ブクログ 2018年11月04日

    時代が進んで明治?くらいかな。まさにスチームパンクど真ん中の時代。ストーリーは、前巻と比べると随分と軽くなった感がある。個人的な好みは、前巻の静謐な雰囲気が良かった。おそらく日本を舞台にストーリーは、続くと思われるので、次巻は少し雰囲気がクールになることを期待したい。大人も結構好きな設定だと思うので...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月03日

    前作は江戸時代を模した時代設定だったが、今回は一気に百年後の世界だ。
    新世界大陸で開催されるゴダム万博は問題山積。
    ちっとも働かない労働組合員である、エアルランド系白人たちのせいで工期は遅れに遅れている。
    そのことを忌々しく思っているのは使用者たちだが、人々の思いは様々で......。

    騙し騙され...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月26日

    短編集は楽しめたが、その後の世界を描くこれはイマイチ…
    舞台のデッサンが狂ってるふうに感じてしまった

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