完全なる首長竜の日

完全なる首長竜の日

618円 (税込)

3pt

選考委員が即決した『このミス』大賞受賞作!少女漫画家の和淳美は、植物状態の人間と対話できる「SCインターフェース」を通じて、意識不明の弟と対話を続けるが、淳美に自殺の原因を話さない。ある日、謎の女性が弟に接触したことから、少しずつ現実が歪みはじめる。映画「インセプション」を超える面白さと絶賛された、謎と仕掛けに満ちた物語。

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完全なる首長竜の日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月05日

    久しぶりに一気読みしました。気になってほんとに止まらない。色んな布石が繊細でリアルで(でもほんとのrealではなくて)…ナッツのように後引く話でした笑 そして最後がまた…終わり方が良いですコレは大賞とりますね。ぜひ読んでいただきたい作品です。メチャクチャ面白かった。

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    Posted by ブクログ 2019年03月26日

    最後のどんでん返しは圧巻!!!

    文章能力の高さがもうほんとに素晴らしいです(語彙力)
    これはもはや物語というより建築物…
    細かな情景描写、主人公の回想、所々伏線を交えながら丁寧に丁寧に結末へと向かっていきます

    是非とも読んでいただきたい

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    Posted by ブクログ 2019年01月05日

    第9回『このミステリーがすごい‼』大賞受賞作

    植物状態になった患者とコミュニケーションがとれる医療器具「SCインターフェース」が開発された。少女漫画家の淳美は、自殺未遂により植物状態となった弟の浩一と対話を続けている。
    なぜ?弟は自殺を図ったのか?淳美はその答えが聞けぬまま時間だけが過ぎていく。
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    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    主人公は人気少女漫画家の和淳美。どの辺がミステリ(謎)なのか分からないままに読み進み、どちらかと言うとホラーな雰囲気になっていく(おどろおどろしい系ではないが主人公の身に起こることが心理的にホラーな感じ)。最後まで読み切っても、これはミステリなのか?と思うけれど、惹き込まれ、引っ張られるのは事実だし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月07日

    不思議な読後感。
    ミステリというよりはSF小説だと思う。
    SCインターフェースという架空の医療機械を通して夢と現実を行き来する。
    日常がいきなりグニャと非現実に変わる場面が何度もあるが村上春樹のような感覚。
    もう少し物語のスケールが大きければもっと面白かった気がするのだが、設定やアイデアなどがとても...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月07日

    SFミステリー初めて読んだな。
    現実と夢、過去と未来の描写が目まぐるしく入れ替わり読みながら混乱したが、ラストにかけての回収でなるほどーってなる感じ。
    面白い作品だった

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    Posted by ブクログ 2023年02月15日

    植物状態になった患者と、意思疎通ができる医療器具が発明された世界。少女漫画家の和淳美は、自殺未遂を起こした弟と意思疎通をはかる。
    現実の世界と精神世界が交互に混じり合い、双方を行き来する、不思議な世界観。SFミステリというのだろうか、初めて読む読み味の作品。しかし、この世界観と文章に惹き込まれた。と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月17日

    ミステリを得意とする乾さんの約10年前の作品。映画化もされ覚えている方もいるはず。意識不明の弟はなぜ自殺を図ったのか、主人公は夢と現実を行き来しつつ謎に迫っていく。夢なの?現実なの?という展開からラストは爽やかめ。乾さんの作品のなかではちょっと変わり種?かなと思った。

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    Posted by ブクログ 2021年10月12日

    現実と虚実が混ざり合う世界を、納得の描写力で書く力量はすごいと思う。最初から最後まで読んでて心地良い。
    しかし これがミステリーかと言われると疑問に思う。僕的には サイエンスフィクションかなー?
    雰囲気を味わう作品かと思う。

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    Posted by ブクログ 2021年06月20日

    SFサスペンス。
    これにアクションが加わればもうハリウッド映画みたいな設定。
    現実と夢の区分は当事者には難しい。
    誰もは一度は考えるテーマかもしれません。
    びゅんびゅん話は飛び、恐ろしいと思った。
    「この世界が現実かどうか試したくなった」
    っていうセリフが印象的でした。

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