私が大好きな小説家を殺すまで

私が大好きな小説家を殺すまで

671円 (税込)

3pt

突如失踪した人気小説家・遥川悠真。その背景には、彼が今まで誰にも明かさなかった少女の存在があった。
遥川悠真の小説を愛する少女・幕居梓は、偶然彼に命を救われたことから奇妙な共生関係を結ぶことになる。しかし、遥川が小説を書けなくなったことで事態は一変する。梓は遥川を救う為に彼のゴーストライターになることを決意するが――。才能を失った天才小説家と彼を救いたかった少女、そして迎える衝撃のラスト! なぜ梓は最愛の小説家を殺さなければならなかったのか?

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私が大好きな小説家を殺すまで のユーザーレビュー

あなたは、敬愛する人を殺したくなったことがありますか?

突然失踪した売れっ子小説家・遥川悠真。彼の家を捜索すると、同棲していた少女の痕跡が現れた。その少女こそ、この物語の主人公・幕居梓だった――
小学生のときに、自殺しようとしていたところを遥川に助けられた梓。そこから始まる大好きな小説家との生活は、遥川のスランプにより思わぬ方向へ進んでゆく。「小説家・遥川悠真」を救うために梓が選んだ行動とは? そして、梓はその後どうなるのか? 「才能の枯渇」という重く苦しい題材を使い、痛切な感情を描き出した一作です。

作者の斜線堂有紀先生はミステリ・SF・恋愛と幅広く手掛ける作家です。
本作を読んだ後は、同作者の『ゴールデンタイムの消費期限』もオススメ! こちらも「才能の枯渇」というテーマを扱った作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    共依存の二人がやがて関係性が崩れていって破滅する話。しばらく積読してたのだがもったいなかったと思えるレベルの良作。
    斜線堂さんの本をもっと探してみよう。

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    思っていた話と全然違ってすごく面白かった!短かったのですぐに読み終わりました!今まであまり読んでこなかったジャンルだったので新鮮だったし、すごく印象に残りました。

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    最初の書き出しに引かれて読んでみた。
    遥川と梓の共依存という雰囲気があり個人的に好きな作品。信仰にすら近い愛があったけれどたった一つの出来事で崩壊していく様子がじわじわと伝わりいたたまれない気持ちになった。(2023.8.10)

    0
    2023年08月10日

    Posted by ブクログ

    最初は仲の良い2人が徐々に破壊していく話。
    とても面白く話にのめり込んでいきました。
    ラストは衝撃で涙が溢れ出てきました。

    0
    2023年05月19日

    Posted by ブクログ

    人気小説家とその著作で救われた少女の切ない物語でした。お互いに依存し、歪な生活の中で乖離していく関係性が面白いと感じました。成長していく少女が「大好きな小説家」という姿を守るためにゴーストライターになったけど、自分の色に少しずつなってしまっていたことに気づいたところから、展開は早く感じる程良かったで

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    踏切でなかなか、もう一歩を踏み出せなかった梓に声をかけたのは、憧れの人気作家・遥川悠真だった。あの日、死んだはずだったのに…2人の歪な共生生活が始まった。

    各々がちゃんと望みを叶えているハッピーエンドですね、周りがどうこう言うものではありません。ラストのミステリーぽい逸話は蛇足かなぁ。

    0
    2024年04月23日

    Posted by ブクログ

    互いに思いあっているのに、その先にあるのがもう破滅しかない、って1つの信仰の話だと思った。敬愛して崇拝して信仰した相手が、自分の目の前で堕ちていくとき、自分だったら何を感じるのかな。最初から歪んでいたからって諦めきれるものなのかな…

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    天才小説家 遥川悠真と、その物語に救われた幕居梓。スランプに落ち込み、世間に蔑まれる遥川。今度は梓が春川のゴーストライターとして救済する。
    最初から最後まで苦しい。けれど美しい物語でした。

    0
    2024年01月01日

    Posted by ブクログ

    読んだ!(2時間ちょっとで読めた)
    不器用な2人のしんみり恋愛小説?で終始切なくなりながら読んでいた.この気持ちが汝、星のごとく(流浪の月?)を読んだ時の気持ちに似ている気がする

    0
    2023年10月30日

    Posted by ブクログ

    「ほんタメ」で斜線堂有紀さんが紹介されていて、
    気になって本作を手に取りました。
    -------------------------
    十数万字の完全犯罪。
    その全てが愛だった。
    -------------------------
    読み終わった後、考えがまとまらず、
    放心状態に近かったです。

    どうし

    0
    2023年10月29日

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