名もなき王国

名もなき王国

1,980円 (税込)

9pt

「あの時以来、僕は伯母の『王国』の住人でありつづけているのです」 売れない小説家の私が若手作家の集まりで出会った、聡明な青年・澤田瞬。 彼の伯母が、敬愛する幻想小説家・沢渡晶だと知った私は、瞬の数奇な人生と、伯母が隠遁していた古い屋敷を巡る不可思議な物語に魅了されていく。 なぜ、この物語は語られるのか。謎が明かされるラストで、世界は一変する。深い感動が胸を打つ、至高の“愛”の物語。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    479ページ
  • 電子版発売日
    2018年08月03日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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名もなき王国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なかなか読み応えがあった。
    複数の短編と掌編からなる複雑なつくりの小説。読んでいて、小説の話の中に入り込んでいく、というよりは、小説が現実の世界を侵食してくるような不思議な読後感だった。

    0
    2019年08月10日

    Posted by ブクログ

     夢の中で目を覚ますことがある。夢から覚めてもまだ夢の中。と思いきや現実だったり。
     「序」でこれは?と思うような感じだが。
     良い表現かわからないけれど、ホラーに出てくる廃墟においてある日記のような本(誉め言葉)。面白かった。

    0
    2018年12月13日

    Posted by ブクログ

    【感想】
    ・最近よく見かけるようになった(昔から多いかな?)「現実」と「非現実」の境界があいまいに溶けていく作品のひとつ。
    ・書くことの意味と魅力を捜しつつ書くことの虚しさ描くというようなメタっぽい風味はカモフラージュで、じつはメタではなく、存在のあやふやさを利用して存在を確かなものにしようとあがく

    0
    2021年10月03日

    Posted by ブクログ

    捨て置かれた大きな病院の廃墟に住まう小説家、沢渡晶を中心として散らばる短編たちとして読んでいる間はとても素晴らしくて、それぞれの作品の緩やかな繋がりが、それに楽しみを足してくれる。
    賛否両論あると思うけど、私は最後の種明かしで一気に白けてしまった。小説なんてのは所詮現実におけるエンターテイメントです

    0
    2021年06月16日

    Posted by ブクログ

    主人公である“私”と、若手作家の集まりで知り合い意気投合した澤田瞬、彼の伯母で故人の沢渡晶の3人の作家が登場するメタフィクション。沢渡晶の作品や澤田瞬が語った話を私が小説化した作品などが次々に提示され、どれが現実なのか混沌としてくる。作者の狙いもまさにそこにあるようで、私と澤田が虚構と現実について応

    0
    2021年05月05日

    Posted by ブクログ

    読み終えた後、頭がふらふらするような話。どこからが夢でどこからが現実で、何と何がつながっているのかよく分からなくなる。言葉遊びのようにも思えるし、自分の存在や死ぬことについてひたすら考えつくしているようにも思える。
    2019/2/15

    0
    2019年02月15日

    Posted by ブクログ

    小説の書き手と小説の中に出てくる人物と、その人物が想像する人物などがいりくんで展開するストーリー。謎解きのような不思議な気持ちを抱えて止まらなくなる。最後は一見平凡な終わらせ方だが、そこに至るまでの謎との整合性が取れていて見事な一冊。

    0
    2019年01月20日

    Posted by ブクログ

    ミステリーのようなSFのような、ファンタジーでもあるような、ジャンルの境目をすべて縫い付けたような作品。登場人物の視点から覗く世界に混乱することろもあるが、それが不思議な世界観を醸す要因でもある。最初は自分には合わない作品だと感じたが、ラストに近づくにつれて、どんどん霧が晴れるような感覚にになり、作

    0
    2018年10月22日

    Posted by ブクログ

    色んな時代・場所での群像劇?を最後に回収するっていう構成だったけど、最後あたりを読んでいる時には前半部分をわりと忘れているという失態。

    複雑だし、少し印象に残りにくい気も。

    0
    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少しづつずれていろいろな反復が繰り返される、を小説でやる。読み返すとごっちゃになる感じがゆらゆらする。最後は宮沢賢治の現代版みたいで、これについて、ゲームのある時代だなあと思った理由は今のところ分からない。

    0
    2020年06月29日

名もなき王国 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    479ページ
  • 電子版発売日
    2018年08月03日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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