悲素(下)(新潮文庫)
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悲素(下)(新潮文庫)

737円 (税込)

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3.9

カレー事件の背後にあった複数の犯罪、鬼畜夫婦が詐取した高額の死亡保険金。だが、真由美は逮捕後も、完全黙秘のまま。難航する物証固め、捜査を支える専門医たちの知見。緊迫の公判が始まった――。事件の全容は解明されたのか。なぜカレー鍋に砒素(ひそ)を入れたのか? 毒の魔力に取り憑かれた女の底知れぬ暗部とは。現役医師の著者が、小説でしか描けない真相に迫る医学捜査小説の金字塔。

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  • 悲素(上)(新潮文庫)
    693円 (税込)
    一九九八年、和歌山市内の夏祭りでカレーを食べた住民六十名以上が中毒症状を呈し、四名が死亡した。県警から、毒物中毒の第一人者である沢井直尚九州大学医学部教授のもとに、協力要請が入る。現地入りした沢井は、事件の深刻さを前に誓う――本物の医学の力で犯罪をあぶりだすと。被害者たちの診察と診療録の解析の果てに浮上する、小林真由美の保険金詐取疑惑と過去の事件、戦慄の闇。
  • 悲素(下)(新潮文庫)
    737円 (税込)
    カレー事件の背後にあった複数の犯罪、鬼畜夫婦が詐取した高額の死亡保険金。だが、真由美は逮捕後も、完全黙秘のまま。難航する物証固め、捜査を支える専門医たちの知見。緊迫の公判が始まった――。事件の全容は解明されたのか。なぜカレー鍋に砒素(ひそ)を入れたのか? 毒の魔力に取り憑かれた女の底知れぬ暗部とは。現役医師の著者が、小説でしか描けない真相に迫る医学捜査小説の金字塔。

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    nao

    購入済み

    とても面白く一気読みしましたが、読んでいて気持ち悪くなりました。
    お金の為にここまでやるのかと衝撃を受け、
    巻き込まれた方々が本当に気の毒で悲しくなりました。

    1
    2018年09月01日

    Posted by ブクログ

    面白かった。和歌山毒物カレー事件の捜査に取材した小説で、実在した衛生学教授を主人公にしている。
    何度も同じような記載が出てきて、ちょっとしつこく感じる所も多々あるが、非常に読ませる。最後の刑事からの手紙の下では思わず目頭が熱くなり、非情な事件を扱っていながらも読後感は良い。著者の他の作品も読みたくな

    1
    2019年11月16日

    Posted by ブクログ

    事件の真相究明がどのように行われていたか初めて知りました。
    専門的な難しい語句が臨場感のある展開となり一気読みでした。

    1
    2018年12月15日

    Posted by ブクログ

    和歌山毒カレー事件はもう20年前のことになるのですね。
    ちょうど今頃でした・・・。
    今でもそうですが、マスコミは熱していましたからいろいろ情報が錯綜して
    この小説を読んでいると、わたしでも昨日のことのように思い出します。

    この本の前半、カレー事件とは別の彼女が起こしたとおもわれる保険金詐欺が

    1
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    和歌山毒物カレー事件を題材にした、ノンフィクション的小説。

    精神科のクリニックを開く作家・帚木蓬生氏が、地元の医師仲間でカレー事件やサリン事件にも捜査協力した井上尚英九州大学名誉教授から鑑定資料一式を託され、「知られていない事実があまりに多すぎる」ことに驚いた著者が、井上氏をモデルにした〈沢井直尚

    1
    2018年04月14日

    Posted by ブクログ

    警察への供述調書、検察への供述調書、公判での証言、弁護人からの反対尋問。犯人が逮捕されてからも大変な役割がある。結審しても被害にあわれた方や残された方の身体や心の傷が完全に癒えることはない。
    どうか少しでもお元気で、少しでも笑顔をと祈るばかり

    1
    2018年03月09日

    Posted by ブクログ

    実際の事件の裏側。
    毒物研究者として捜査に協力し、犯人の非道な行いに戦慄する。
    カレー事件以前には、身近な人たちに多額の保険を掛け、それで裕福な生活を送っている。
    実際の事件には冤罪も囁かれていると聞くが、とてもそんな風には思えないほどに周到というか、人の命を金に変えることに躊躇していない部分が多く

    0
    2022年07月05日

    Posted by ブクログ

    毒物学を基軸としたミステリーだと思ってはいたが、ここまでゴリゴリに毒物学押しだとは思いませんでした。
    もう、これ以上の毒物学のペダンチックな小説はかけないでしょう。

    ペダンチックでありながら、ひけらかし感が強くなかったのは、主人公の紳士的なキャラクターのおかげでしょう。

    犯人にとって砒素はデスノ

    0
    2019年04月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    事件発生時はまだ幼く、事件のことも詳しくは知りませんでした。
    この年になってこの事件の大きさ、恐ろしさを知ることになるとは。

    隠れていた何年も昔の被害者、砒素と断定された理由、他の薬物との違い、他の薬物の症状、警察の頑張り、被害者達の心身への後遺症など。

    専門用語が多く、著者特有の淡々とした進み

    0
    2019年02月01日

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