後宮の烏3

後宮の烏3

627円 (税込)

3pt

「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は虚しさから逃れることが出来ずにいた。烏妃の許には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて? 他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決め!?【目次】雨夜の訪い/亀の王/袖を引く手/黄昏宝珠

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後宮の烏 のシリーズ作品

1~7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 後宮の烏
    616円 (税込)
    後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという――。時の皇帝・高峻は、ある依頼のために烏妃のもとを訪れる。この巡り合わせが、歴史を覆す「禁忌」になると知らずに。 【目次】翡翠の耳飾り/花笛/雲雀公主/玻璃に祈る
  • 後宮の烏2
    638円 (税込)
    後宮で生きながら帝のお渡りがなく、また、けして帝にひざまずくことのない特別な妃・烏妃。当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。ある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらす、が――。烏妃をしばる烏漣娘娘とは何か? 烏漣娘娘がおそれる「梟」とは一体誰なのか?
  • 後宮の烏3
    627円 (税込)
    「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は虚しさから逃れることが出来ずにいた。烏妃の許には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて? 他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決め!?【目次】雨夜の訪い/亀の王/袖を引く手/黄昏宝珠
  • 後宮の烏4
    671円 (税込)
    今宵も夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女……。一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞い込んで!? 烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に言いようのない感情を抱く高峻。やがて二人は真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは――。圧倒的中華幻想譚、待望の第四弾!!【目次】蚕神/金の杯/墨は告げる/禁色
  • 後宮の烏5
    682円 (税込)
    高峻は寿雪を救い出すため、もっとも険しい道を選び、進んでいく。初代烏妃、香薔(こうしょう)の過ちをただすこと。すなわち、香薔が烏妃のなかに閉じ込めた烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)を解放すること。この秋、宮中は慶事に沸いた。同じ頃、先の騒動の影響で夜明宮は、ひっそりと静まり返っていた……。烏妃はひとりで在るもの。先代、烏妃の戒めが、寿雪の胸を刺す。それでも周囲には九九や温螢、淡海たちがいる。寿雪は、抱えたものを守り通すため、烏妃として突きつけられた切ない運命に対峙することを決意して――。圧倒的中華幻想譚。激動の第五弾!
  • 後宮の烏6
    660円 (税込)
    寿雪の銀髪が、衆目にさらされた。その銀髪こそが、前王朝の血を引く証だった。高峻が策をもって隠してきた寿雪の秘密がしられてしまったのだ。同時に、柳寿雪は化け物を退治した美しき巫婆だという評判も城下に広がり始めていた。だが寿雪本人の魂は何処かへと去ってしまい、その肉体に宿り動かしているのは“烏”だった…。
  • 後宮の烏7
    660円 (税込)
    寿雪は千里と之季の安否を知り、烏の半身をさがすため、界島へと向かった。が、対岸の港まで到着すると、海底火山の噴火で島へは渡れなくなっていた。海が荒れていたのも噴火も、烏の半身や鼇の神が海神を刺激したせいだ。そこで出会った花娘の父である海商・知徳は、噴火さえ収まれば舟と水手を貸すと約束してくれる。一方、界島では白雷や海燕子に助けられた千里と之季、楪が海商・序家の屋敷で介抱されていた。千里はまだ意識を取り戻さないものの、昭氏の薬草で快方に向かっている。白雷は烏の半身である黒刀を前に考え込んでいる…。特別な妃が誘う圧倒的中華幻想譚、ここに完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

後宮の烏3 のユーザーレビュー

後宮の奥深くに住みながらも夜伽をしない特別な妃、「烏妃」。彼女は不思議な術の使い手で、頼まれれば依頼者の差し出す代償と引き換えに、呪殺、祈祷、失せ物探しと何でも引き受けてくれるという。そんな彼女のもとへ、あるとき皇帝がやってくるところから始まる、中華風ファンタジー兼ライトミステリー小説。
コバルト文庫出身の作家だからなのか、少女小説のような雰囲気もあってとても読みやすいです。硬質な烏妃の姿と言葉が非常に印象的で、美しい表紙イラストと相まって、あっという間に本の世界に引き込まれます。また、どの巻も連作の短編で構成されており、いずれのお話も謎解き短編として充分楽しめますが、共通して描かれる烏妃と皇帝のささやかな交流が二人の孤独をかえって際立たせているようで、大きな伏線と思われる二人の関係とそれにまつわるさまざまな謎とともに、先が気になってつい読み進めてしまいます。個人的には、衣装や風景を表現する作家の文章力を強くアピールしたい! ぜひ読んでみてください。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    淡海が出てきたー
    変わらず丁寧な心情描写に心揺さぶられる…
    そして衛青、晩霞、白雷…いろいろなつながりが一気に表面化してきて激動の巻。続きが気になります。

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    物語がいろいろと動き出しましたね…!!‬ ‪衛青の過去やら高峻と似たような雰囲気を持っている之季の話やら雲さんやら白雷やらサナメやら………漢字が難しい!(笑)‬ ‪はぁ〜〜楽しい!!はやく4巻発売されないかな〜!!‬

    0
    2023年02月02日

    Posted by ブクログ

    明らかになる人間関係、新たな陰謀、謎の呪いなど物語に動きが出て来ました。寿雪の弱い部分も見えてきて魅力倍増。今後どうなるのか、続きが楽しみです。

    0
    2023年01月14日

    購入済み

    引き込まれます

    全体的に薄暗い不思議な世界の話に飲み込まれて、たんたんと読み進みました。それぞれの口にしたくない過去を抱えて優しくできるのがなんだか嬉しいです。

    0
    2022年11月03日

    Posted by ブクログ

    色々なつながりが見え隠れ。人間模様が複雑化してきました。それがご都合主義ではなく、人の縁って不思議だな、と思わせる作品です。
    さ、4巻目にマッハで行きますよ。

    0
    2022年09月04日

    Posted by ブクログ

    神々の力をめぐる暗闘は、国境を越え時間を超え、周囲の人間をも巻き込んで広がる3巻。滅びの予感が忍び寄る中、高峻の想いを支えに、烏妃の呪縛からの解放という願いを手にした寿雪に、救いが訪れますようにと祈ってしまう。

    0
    2022年07月13日

    Posted by ブクログ

    烏妃が人間らしくなっていくところ、周囲の人間が寿雪を大切に思っているところ、心温まる。毎回読み終わるたびに爽やかな気持ちになります。温鎣がいい、、!

    0
    2021年10月25日

    購入済み

    はまってます

    独特の世界観に引き込まれてます。図書館で読もうと思ったけど待ちきれずに購入してしまった。続きがつくづく待ちどおしい

    0
    2021年02月07日

    購入済み

    面白かった

    一巻では、帝の復讐がメインだったので、血生臭い雰囲気の話が多かったのですが、話が進むにつれて人と人との繋がりなどから起こる幽鬼の話が増えて感情移入しやすく読みやすくなりました。

    0
    2020年03月13日

    Posted by ブクログ

    少しずつ物語は進んでいるが、まだまだ絡み合っていて謎は深まるばかり。
    寿雪は少しずつ前向きに変わろうとしてきたかな。

    0
    2023年10月08日

後宮の烏3 の詳細情報

  • アニメ化

    「後宮の烏」

    2022年10月~ TOKYO MX・BS11ほか
    声の出演:水野朔、水中雅章、八代拓

閲覧環境

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