堕天使の秤(はかり)

堕天使の秤(はかり)

1,650円 (税込)

8pt

4.0

環八で偽装外交官ナンバーのSUV車が事故に巻き込まれた。乗っていたのは医師二人と麻酔薬で眠らされた男女で、拉致事件の疑いがかかり、捜査一課で祖父も警察官だった南雲、娘が心臓移植待ちをしている茂木らが捜査にあたる。調べが進むうち、厚生労働省の向井俊介が調査中の年金詐取事件とこの拉致事件のかかわりが見えてくる。その背後には複雑な問題をはらんだ哀しき組織的犯罪があった――。

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堕天使の秤(はかり) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    厚労省・向井シリーズ第3弾。
    偽の外交官ナンバーで、起きた死亡交通事故を追う警視庁捜査一課の視点と、不正年金受給詐欺を追う向井の視点、2つの物語で進められる今作。
    たくさんの病院関係者が登場するが、二つの事件の交点は見えそうで、見えない状況で中盤まで話が進む。
    二つの事件の接点が見えた時、そこにはた

    0
    2019年01月03日

    Posted by ブクログ

    8月-1。4.0点。
    厚労省向井シリーズ第3弾。
    臓器移植の問題と、ある刑事の祖父の戦後すぐの出来事。
    別物と思っていたものが、最後に思わぬ形で繋がる。
    第一作・第二作と殺害方法にフォーカスを当て、改名していくスタイルが、今回は周囲の人間にフォーカスを当てた感じ。今回の方が読み応えあり、面白い。

    0
    2018年08月02日

    Posted by ブクログ

    佐賀県出身で島根県に移住し、漁師を営みながら作家活動をする同い年?の著者に関心を抱いた。ミステリーとしては私情が強過ぎて緊迫感に欠けるなと思いつつ、読み進むほどに惹かれていった。厚労省の向井君はテキトーに脱力しながらも、やるときゃやる。重いテーマだけに、彼のキャラが中和してくれる。人それぞれ置かれる

    0
    2015年01月27日

    Posted by ブクログ

    刑事モノらしく一歩一歩真相へ近づいていくプロセスは惹かれますし、文章もこなれているので一気に読めました。
    ただ、色んなテーマやドラマを詰め込み過ぎなのと、途中から思いもよらぬ方向へ進んで行くので若干振り回された感がありました。
    また、事件にこれといった特徴がないのと、「組織」「臓器」など手垢の付いた

    0
    2015年02月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    環状八号線で偽装外交官ナンバーのSUV車が事故に巻き込まれた。乗っていたのは医師二人と麻酔薬で眠らされた男女で、拉致事件の疑いがかかり、捜査一課で祖父も警察官だった南雲、娘が心臓移植待ちをしている茂木らが捜査にあたる。調べが進むうち、厚生労働省の向井俊介

    0
    2019年02月15日

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