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日本一のイラチ(せっかち)男が物申す! 今、最も人気の論客が歯に衣着せずに論じる 目からウロコ、腹は納得の超楽観的「日本絶望論」! 「父親の没落と母親の呪縛」に凍りつく家族、 いじめとモンスターが跳梁跋扈する学校、 一億総こども化する日本社会……。 現代日本の難題を、ウチダ先生が筆鋒鮮やかに斬りまくる! !
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Posted by ブクログ
内田樹 「 街場の共同体論 」 相互扶助をベースとした 家族論、教育論、コミュニケーション論の本。現代社会に対して、「政治、メディア、教育が ここまで不調になってしまった以上、やれることは自分でやるしかない」というスタンスで 問題提起している 今年の上半期一の面白さ 相互扶助システム *こども...続きを読むは〜みんなの仕事だから 自分の仕事じゃないと思う。おとなは〜みんなの仕事だから 自分の仕事だと思う *人間は 迷惑をかけたり、迷惑かけられたりするもの *強者には支援する義務があり、弱者には支援される権利がある コミュニケーション能力とは *コミュニケーションを円滑に進める能力ではなく *コミュニケーションが不調に陥ったとき そこから抜け出す能力 *コミニュケーションがうまくいかない人は ルールを破れない人 鶏鳴狗盗(けいめいくとう) *本当の人間的能力は事後にしかわからない *人間は商品ではない〜人間は化ける 教育=パスをつなぐ *非対称性の関係の中で 上位者が 未熟者を保護し支援する形でしか始まらない *そうやって初めて後継者を育てることができる クレーマーは社会的に下降していく〜嫌なやつは社会的に上昇できない 階層社会で上位にたどり着けるのは いい人だけ〜相互扶助のネットワークに呼ばれ支援を受ける *知らないことを知らないと言える人 *他人の仕事まで黙ってやる人 *他人の失敗を責めない人
「そうでない人」を排除して、社会的に良いことなど、あるのだろうか 最近、日本も日本人もおかしくなってきている。 この、「おかしさ」を言語化することにおいて、内田氏は相当長けていると思う。 毎ページ「そうだよな」という箇所が、たくさんある。 最近の少なくない日本人が、なんでもかんでも、 他人をバッ...続きを読むシングするようなメンタリティーになっている。 日本社会の通念上で支配的な倫理観や道徳感に照らし合わせて、 個人や集団、組織の「間違い」を見つけて、徹底的に批判するようになっている。 まるで、それが、自分の義務みたいに思っている人も多くなっているんじゃないだろうか。 個人的には、非常に気味が悪い現象だと思う。 その現象の背景にあるのが、完全なる人を求めて、 宗教用語を使えば、逆説的に個人救済を求めているような感じを受ける。 もちろん、この現象の背後には、今の日本のかなり絶望的な状況にある。 改めて言うわけでもなく、もう日本は豊かではありません。 貧困率も20年前と比べて高くなり、 経済成長は、この20年でほとんどしていない。 また世帯所得も94年から25%ほど減少している。 また人口減少に直面し、日本の社会システムの抜本的な改革や変更が求められているが、 現状「変化」できない構造になっている。 そのため、多くの人が不安になり、個人の安定と救済を求めるのは、 非常に理にかなっていると思うが、現状、手軽な個人の救済はないと思う。 おそらく、無意識的に完全なる誰かを求めて、そうではない人を、 排除する意識が起こっているように思う。 この意味で、今の日本の社会状況は、非常に危険な状況だと思う。 「そうでない人」は、ほぼ日本人の全てに当てはまる。他人のミスや欠点を、最大限努力して見つけ出すことが、エトス(行動様式)となっている。 この行為は、まったく社会的寄与しないし、 そして、生産性もない。 「そうでない人」を排除して、社会的に良いことなど、あるのだろうか? ただ、この傾向は、おそらくこれからも続いていくに違いない。
内田先生の本は初めてだった。何故今まで読んでなかったのだろうと思えるくらい分かりやすくて、面白かった。 私たちが属している共同体とは一体何なのか。今後どうやっていくのか。身近なところから鮮やかに現代を切り取る姿は惚れ惚れする。
さらっと読めるし理解し易いから、内田さん好きだなー 内容は結構興味深かったかも。自分の現状を当たり前と思いがち (なんていうか、その他の状況・関係が可能性として存在することを想像さえしない、かんじ) なんだけど、実はそうじゃないんだよ~って、現代の問題は仕方ないことじゃないんだよ~ 的な。目からうろ...続きを読むこというかなんというか。
忘れている人が多いようですので、確認しておきますけれども、社会集団は弱者ベースで制度設計されるべきものです。弱者が弱者でありながら、成員のフルメンバーとして認知され、十分に快適な生活を過ごせ、十分な自尊感情を維持できるように、集団は設計されなければならない。当たり前のことです。(p119) 年齢は...続きを読む、発言内容の信頼性をチェックするために重要な情報なんです。(p124) コミュニケーション能力とは、コミュニケーションを円滑に進める力ではなく、コミュニケーションが不調に陥ったときに、そこから抜け出すための能力だということです。(p166)
日本の「共同体」がどのように衰退し、今後どのような在り方が求められているかの提言書。現在の共同社会の衰退は、資本主義市場経済を推進する国策の結果として必然的に発生したという分析には納得。契約を越えた関係性を他者と構築できるか。
内田樹さんの、家族、地域、学校など、共同体についての話ということで、自分にとっては好きな話が多かった。 たぶん、短時間で一気に書いたんだろうな、と思える気迫あふれる文体でした。内田さんのことばで言い直すと、「憑依してる」文章なんじゃないかと思います。 久しぶりに、すらすらと、わくわくしながら読める本...続きを読むに出会えた。よかった。
帯文等の事前情報から、近年の個人主義を否定し、懐古主義を感情的に書いているだけではないかと疑いながら読み始めた。しかし、いい意味で期待を裏切る内容だった。ほぼ全て理論的で、それでいて非常に読みやすい内容となっている。ただ古き良き時代を取り戻す、個人主義こそ理論的な帰結、といったものを否定し、もっと大...続きを読むきな視点で語られている(理論的に)
これまでの著作でも繰り返し述べている事がいちばん分かりやすくシャープにまとめられていて、なんなら内田氏の本読むならこれ一冊でええんちゃうかと。身につまされつつ、視野が広がりつつ、点が線に繋がりつつ、様々なブレイクスルーの契機となった。
最近のニュースをみていると、「おとな」になりきれていない「おとな」が多いことを実感させられる。混沌とした日本社会の中でどう生きていくのかー、子どもたちに何を伝えていく必要があるのかー、色々考えさせられることが多かった。
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