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ドイツ首相メルケルは世界の救世主か? 破壊者か? 4選を確実としたメルケルの生涯と業績をたどり、その強さの秘密と危機をもたらす構造を分析する。『ドイツリスク』(光文社新書)で山本七平賞特別賞を受賞した著者による画期的な論考。
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Posted by ブクログ
メルケル伝。幼少期から政治家になるまで、その過程や道のりが詳細に書かれている。こうしてみると「東ドイツ出身」や「元物理学者」というルーツや側面は彼女の人生や政治観に大きく影響を与えたのだと感じる。
先に読んだ川口マーンさんのメルケル元首相の本よりは事実に基づく硬さがあった。 どちらもメルケルの優れた点を認めがらも、過度に倫理的すぎる点、それに基づく脱原発、難民全面受入、ギリシャへの厳しすぎる態度などの政策是非が今後問われるであろうことを述べていた。
現在の考え方の背景は?
ヨーロッパ在住の日本人です。この数年 メルケルの人気が減少している背景が知りたくて購入。何故多くの難民を国内雇用が脅かされるほど受け入れているのか?何故共産圏への依存が増えて国民の反感が高まっているのか?東ドイツと人生が大きく関わっていたが、それより牧師だった父親の影響も大であるのではと思った。
#タメになる
三島憲一『現代ドイツ―統一後の知的軌跡』に続いてのドイツもの。今年に入ってからドイツものはけっこうな数になっている気がする。 統一後の歴史の中ではコールに並んで重要なメルケルだが、メルケルに絞って書かれた書籍は本当に少ない中で、この一冊は『世界最強の女帝 メルケルの謎』と並んで統一後のドイツの理解...続きを読むに欠かせないように考えて購入。 前半はメルケルのその時の状況を描きつつ、統一前から統一を経て現代のドイツを俯瞰する試みで、この前半は圧倒的に読み応えがあっておもしろい。 後半はメルケルのドイツがどのように右傾化して行くか、という話なのかと思ったが、その辺りは正直なところかなり薄い感じで、この辺りはちょっと読みにくいところでもある。 右傾化していると「感じる」のはわかるが、そもそもかなりの左寄りだったところが感じられた。つまりは「左ではない動き」を「右傾化」ということにして良いのか、というのはかなり疑問。あまりにドイツはこのあたりに神経質すぎる気がする。 あとプロテスタントの影響についてもう少し深く書いてあると人物理解できた気もしないでもない。
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メルケルと右傾化するドイツ
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三好範英
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