ドイツリスク~「夢見る政治」が引き起こす混乱~

ドイツリスク~「夢見る政治」が引き起こす混乱~

825円 (税込)

4pt

4.4

ユーロ危機を招いたギリシャ支援における頑なな姿勢、ロシアや中国への接近と米国離れ、学者やメディアの誤解に基づく日本批判――EUのリーダーであり、GDP世界第4位の大国が、世界にとって、そして日本にとって、最大のリスクになりつつある。ドイツは変質したのか? それとも、ドイツに内在していた何かが噴き出したのか? 気鋭のジャーナリストがドイツの危うさの正体を突き止め、根強い「ドイツ見習え論」に警鐘を鳴らす。

...続きを読む

ドイツリスク~「夢見る政治」が引き起こす混乱~ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2015年9月刊行の本だが、テーマであるドイツリスクがプーチンのウクライナ侵攻で顕在化しているので再読。

    ドイツのロマン主義というか観念論的というか、テーゼに酔って突き進むという国民性は確かにある。著者は「夢見る政治」と呼ぶが、それはアングロ・サクソンの経験主義・現実主義の対極にある。

    現在のプ

    0
    2022年02月27日

    Posted by ブクログ

    ドイツの人々が、いろいろな機会にあらぬ方向に暴走することを、事例によって教えてくれる。理想を追い求める「夢見る人」であるが、何かおかしい。
    顕著に表れたのが、福島原発時の反応。英国と対比されて、eccentric さを思い出した。
    日本を振り返って似た香りを感じざるを得ないのだが、反面教師としなけれ

    0
    2016年03月30日

    Posted by ブクログ

    日本人のドイツに対する印象は、概ね良いと思う。私自身もそうだった。しかし来日したメルケル首相の歴史認識についての発言には少し戸惑いを感じた。完全に中韓擁護だったからだ。

    知っているようで知らないドイツの実際を知ることが出来る一冊。おすすめ。

    0
    2017年04月18日

    Posted by ブクログ

    思ったより骨太な1冊でした。本当のドイツを知らずに親近感を抱く日本人。マスコミがいかに表層的で偏っているかを、再認識させられました。ドイツの中国への傾倒、肩入れは早くもあちこちで軋轢を生んでいるようですが。

    0
    2016年10月31日

    Posted by ブクログ

    戦後ドイツは世界の優等生という評価が一般的となっているが、根底には200年続くロマン主義への傾倒があり、実利的・合理的というよりも理想論的・観念的な行動様式が重要な意思決定に際して顔を出す、という著者の主張。

    アフリカ難民問題しかり、反・脱原発しかり、親中国的心情しかり。

    何ごともイメージだけに

    0
    2016年04月05日

ドイツリスク~「夢見る政治」が引き起こす混乱~ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

三好範英 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す