無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「いじめ」を脳科学する。
「子どものいじめ撲滅」に向けて、大人たちが尽力している一方で、大人社会でも「パワハラ」「セクハラ」などの事件が後を絶ちません。しかし、「脳科学的に見て、いじめは本来人間に備わった“機能”による行為ゆえ、なくすことはできない」と、著者である脳科学者・中野信子氏は言います。ならば、いじめに対するアプローチ法を変えて、その回避策を考えていくことが、良好な人間関係を維持するためには得策です。本書では、子どもの仲間はずれやシカト、大人のパワハラ・セクハラなど、世代を問わない「いじめ」に関して、その回避策を脳科学の観点から説いていきます。
Posted by ブクログ 2023年12月16日
858
中野信子
1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所にて、ニューロスピン博士研究員として勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。科学の視点から人間...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月13日
訳あって手にしたが、ハラスメントをする側の認識にある正当性にはただなるほどと、体験、ケースと照らし合わせても、書かれていることの差異が無い。
単なる組織での教育は、信号をしめすがハラスメントは正しさを纏った暴力にしかならないかと。
このあたりの思考は監獄にいるか社会に放たれた存在という違いだけで、旧...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月04日
いじめからは逃げるしかない
気付き
・日本人はいじめが起こりやすい
集団意識が強い、同調圧力、ホルモン(オキシトシン)の分泌が海外の人に比べて特殊
・いじめの原因
フリーライダー、集団に不利益になりそうな人、羨ましがられる人、集団か外れた人等
・いじめは快感
いじめることはフリーライダー、集団に不...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月09日
いじめ(サンクション)は、人間の本能であり、また青年期の子どもたちは自分自身で制御出来ないことが分かった。
「裏切り者モジュール」と「サンクション」という2つの本能が取り上げられているが、これはつまり、裏切り者をpick upして排除する機能である。
この本能構造以外に、妬み感情が発生しいじ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月13日
一気に読めた。
いじめは本能であり、無くなることはないのではないかと、ずっと漠然と思っていたことが脳科学的に解説してあり、なおかつ読みやすかった。
小学生も高学年になれば、「いじめは良くない」「みんな仲良く」「クラスは仲間」などというフレーズに首をかしげたくなる意識が芽生える。
道徳や人権週間で、い...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月25日
脳科学者による、「いじめ」についての考察。
いじめが起きるのは本能的なものだから、完全になくすことは出来ない。
だからこそ、対策が必要という内容。
人間が進化する過程で、集団を作ろうとし、そこから外れてしまう人間のことを排除する傾向が生まれた。
ある基準から外れるといっても、別に集団にとって害がな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月16日
以前からずっと気になっていた本。脳科学者の中野信子さんが科学的にいじめを分析している。いじめはいけないということは誰しも分かっていること。しかし、ホルモンの関係や集団の中で異質なものと判断されないように周りに同調しようとする傾向にある人間社会では無意識のうちにいじめに発展していくことも分かった。学校...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。