千夜と一夜の物語

仁木英之

「僕僕先生」シリーズで人気の著者が妖しさ全開で贈る、現代版アラビアン・ナイト。

誰もを魅惑する声を持つが、それ以外は特にとりえもない平凡なOLの千夜（ちよ）は帰宅途中に「魔王」を名乗る男にさらわれる。「面白い話をすれば殺さないでやる」という要求に応えて、姉の一夜（ひとよ）がかつて作った「おとぎ話」を語る千夜に、魔王は悪意に満ちた「真相」を次々と暴いてみせる。私が語っているのはただのお話？ それとも封印された記憶なの？ 千夜の物語が進むほどに増える死者、失踪していた父の帰還、一夜が隠し持っていたあやしいノート……。声ひとつを武器に魔王と対決する千夜は、歪んでゆく現実を止められるのか!?

千夜が語り終え、魔王が正体を現す時、世界が反転する衝撃が訪れる！ 美しさと恐怖にいろどられた夜の物語。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ホラー
• 出版社: 文藝春秋
• 掲載誌・レーベル: 文春e-book
• ページ数: 264ページ
• 電子版発売日: 2017年09月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

ミステリーなのか　悪夢なのか
ちょっと境目が分からなくて
気持ち悪く　どんどん読み進めていけます
ダークファンタジーと
サスペンスがうまく混ざった作品
やや　結末が理不尽に
思えるかもしれませんが
御伽噺だと思うと　納得です