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先住民族、代理母出産、HIV感染者、アルビノ、内戦地……過酷な環境の中でも、日々、生まれる新たな生命を見つめるルポルタージュ。『物乞う仏陀』でデビューして以来、ノンフィクション作家として第一線で活躍する著者の7年ぶりの本格海外ルポ。
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Posted by ブクログ
石井さんのルポは好き。 今回は世界中のお産について。 貧しい国での出産は読んでいても痛々しかった。 そんな中での日本の御曹司の代理母事件。 あほらしい、というか、同じ日本人として恥ずかしい、というか、、。 男性って、子孫を残したい本能があるんだわね。それにしても、、。 以前、東南アジアでの子ど...続きを読むも売買(臓器売買含む)の話を読んだことがあるけど、これも現実的な話なのだな。 そして、子どもの未来はどこでもいつでも未来永劫である。
「人が生きる」とはどういうことだろう 石井光太さんのルポルタージュを読むたびに考えさられる 世界中の貧困、最底辺国の最底辺に暮らす人々に寄り添って綴られたルポルタージュを読むたびに考えさせられる ー私は「途上国の笑顔」という言葉があまり好きではない とおっしゃる ー劣悪な環境の中で、蟻地獄の...続きを読むような生活に突き落とされた彼らが見せる底なしの笑顔の源泉が気になっていた と続けておっしゃる 今回のテーマは「出産」 それはそれは信じがたい世界の劣悪、悲惨な場所(スラム、売春宿、戦場、難民キャンプ…)での「産声」が今回の取材のキーワードである いつものように想像を絶する劣悪な環境のルポルタージュの数々 この同じ地球の中で、 この同じ太陽と同じ月、同じ空の下で 「今」この時間に、「今」を生きている彼らは どうしているのだろう と 考えざるをえない 最後に綴られた スリランカでレイプのために望まぬ子どもを産んだ若き母が、これでもかという蟻地獄のような環境から抜け出して、再婚し、出産し、我が子のみならず、近所の子どもたちにもふるまう家庭料理の鍋から立ち上る湯気と香りの描写にぐっときてしまった。
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石井光太
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