ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
飛行機が墜落し、無人島にたどりついた少年たち。協力して生き抜こうとするが、次第に緊張が高まり……。不朽の名作、新訳版登場。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
序盤から不穏な空気が漂っていて、ページをめくる手がとまりませんでした・・・!どうすればこうならなかったんだろう・・・と読後もああでもないこうでもないと考えを巡らせてしまう。モヤモヤするけど読めて良かった名作です!
展開がテンポ良くだがじわじわと状況が変わるのが伝わり、書き方がシンプルで良い。 人間の獣性をよくかけてる
「この少年たちは人間であるという恐ろしい病気にかかっている」 訳者後書きの一文がこの小説を端的に物語っている。性悪説の視点で描かれたというより、人間とはそもそも獣だという考え方なのだ。 まさに「人間は蜜蜂が密を作るように悪をなす」のだ。 粗筋としてはこんな感じ。 「飛行機の墜落で無人島に漂着した少...続きを読む年たちが、大人のいない世界で自らの獣性に目覚め、共同体から除外された仲間の殺戮を始める。」 閉ざされた世界で2つのグループに分かれて行き、それぞれ独自のルールが作られる。文明のルールを守りたいラルフと、サバイバルを楽しみたいジャック。多くの少年はジャック側につき、ラルフ側の仲間は追い詰められていく。 ジャック側の子供たちが狂気に飲み込まれていくプロセスにリアリティーがあり、読んでいて不快になる。学校のイジメのプロセスに似ているかもしれない。子供が殺し合う小説は少なくないが、本書の不快さは群を抜く。それほど不快でありながら名作となったのは強いリアリティーがあるからだろう。 とても考えさせられる一作だった。
大戦の中、無人島に不時着した少年たちの物語。みんなで協力して、助けが来るまでサバイバルするために規律まで作るのだが(このへんさすがイギリス人)、だんだんまずい方向に向かってしまう。普段と違う状況の中、人間の心の恐ろしさが出てくるところはゾッとしつつも、「やっぱりこうなるだろうな…」と思う部分もある。...続きを読む途中からどんどん取り返しのつかないことになってきて、読み手の心も悲鳴をあげてしまう。最後の最後、主人公の少年が失くしたイノセンスや友を思って泣くところがたまらなかった。
漂流着物でバッドエンド 本能のままの子供たちだけになるとほんとにこうなるのかな〜なんて思う かなり狂気を感じる 少年が死んでしまうところが印象的すぎる 蝿の王 はなんの暗喩であるか考えたり。
おれは物語の中でいい奴に出会えると嬉しい。 だから、無人島で少年達が殺し合う、登場人物の誰も好きになれないこの本はあまり楽しめなかった。 なぜ世の中で評価されているのか考えながら、自分とは違う視点で読んだ。
十五少年漂流記と併せて読むと、また一味違う作品になると思います。これは大人にも当てはまる、派閥争いの結果の一つなのでしょうか。 住所を思い出せない子が、悲哀を感じさせます。
1950年代に書かれた人間の根源的、性質的部分を自身の体験をもとに宗教的要素を絡めながら物語として描かれた作品。 時代背景などを考えながら、なぜ「蠅の王」なのか、自分がもしこの一員だとした、などと考えながら読んでいくとこの物語の恐ろしさを体感、実感できる。
無人島に不時着した飛行機、そこで生き残った子供達による生活を描いたものであるが、新訳版ということもあり、非常に読みやすくはあったものの、西洋の文化的な下地などをあまり理解できていなくても考えさせられるのは名作たる所以なのであろう。 果たしてこの作品の主人公ラルフは何歳の設定で、一体どの程度の人数...続きを読むが不時着し、何日ほど島で過ごしていたのであろうか。これらをあまり絞りすぎていないからこそ想像に頼らざるを得ない。 そもそも子供たちによる自治について、この作品では失敗に陥っているのであるが、何故にそうなったのかを考察することは、必要不可欠であろう。その要因たるものとして、集団心理より人の残虐性や人より優りたいという虚栄心にも似た欲望など、子供であろうとさまざまなものを人は元来有しているからなのであろう。 それは極限まで追い詰められればこそ判断・考えを超えたものが滲み出てくるのであろう。 火を起こすことにより、救助を求め続けることが正常な判断によるもので、これを正しいものとして描かれると反対に、豚を殺してその肉を食べるというのは何処か野蛮で悪を感じさせる描かれ方をしている。 しかし現実的に狩りを実行して食糧を確保するというのは生きていくことに欠かすことが出来ないもので、人間として「食べる」ことは何よりも優先されるべきものであり、そう考えればやはりそれを悪と捉えるとすれば、原罪的に人は悪の種子を有しているものと捉えられよう。 そしてどうして互いに反発し争わなければならなかったか。そこまでまだまだこの作品を読み込めていないのが本音である。
面白い気がする ただ、僕の理解力(?)のせいか誰が誰なのかが覚えられん 唯一覚えたのがピギーがAsthmaであることだけだった
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
蠅の王〔新訳版〕
新刊情報をお知らせします。
ウィリアム ゴールディング
黒原敏行
フォロー機能について
「ハヤカワepi文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
悪の法則
アメリカン・ブラッド
Xと云う患者 龍之介幻想
エンジェルメイカー
キル・リスト 上
黒い天使
後継者たち
シャギー・ベイン
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲蠅の王〔新訳版〕 ページトップヘ