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ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。
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Posted by ブクログ
自分の針が大嫌いで、臆病なハリネズミに果たして友達はできるのか? この人に、また会いたいと思いたいし、逆に、自分にまた会いたいと思ってもらいたい。 友情を繋ぐのは我慢ではなく、お互いの敬意と信頼だと思う。 かわいい動物達の挿絵を眺めながら、そんなことを考えた。
ハリネズミが私に似すぎていて、読み進めるのが辛かった。 読み終えて、この作家の他の本も読みたくなった。
先に感想: なんだこれ読むのしんどいおもしろくない・・いやでも後半物語が動くのかも。え?まだ動かないの? と思いながらダラダラ読んで、あまりスッキリもせず読み終えて、数日後・・・あれ、でも、うん、ハリネズミは自分だと。招待状をそもそも送らない(いろいろ考えてお誘いはやめる)から自分がハリネズミ...続きを読むだとも気付いていなかったけれども、これは自分だな。と、自覚してショックをうけました。よ、読んでよかったかも? そして、「こんな面倒くさい奴は自分だけじゃないのかも、ぐるぐるしてうまく生きていけない人ってけっこう世の中にいるのかも?」と考えると、ちょっと心が楽になった。 おすすめ度は★★★(低め)だが、 ぐるぐるしている人、ぐるぐるしている人が回りにいて困っている人あたりに、そっと手渡してみてもいいかもしれない。って、人の内面なんてわからないから意外な人がグッとくるのかもしれないけどね。手にとれるところにあるといいかも。 ・『ほんのきもち』扶桑社 2018 とセットで読むといい。これはおくりものについてのエッセイのアンソロジーなのだが、 「贈りものコンプレックスのあなたへ」文月悠光 「贈り下手・贈られ下手」桜木紫乃 が同じく「考えすぎて買ったものを人に渡せず家に持ち帰る」などぐるぐるしてしまう人の心が書いてある。そして私は共感し、同じ人がいるのだなとちょっとホッとする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 内容: 「親愛なるどうぶつたちへ。きみたちみんなをぼくの家に招待します。……でも、誰も来なくてもだいじょうぶです。ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。」 「この本は一冊まるまる小さなハリネズミの妄想でできています。きっと誰でも一度は頭の中でいろんなものを作り出したり、自分の中にある心配事を際限なくふくらまし続けてしまったりしたことがあるでしょう。でもこのハリネズミの妄想はすごいんです。際限なさすぎるんです。ー動物たちの話すことばやハリネズミの頭の中の言葉は一種哲学的。ページをめくるたびに、ふと何か流れから外れて浮遊しているようなことばがあるので、それを取り出してためつすがめつするのはとても楽しいです。」 ・カメとカタツムリのコンビが最高! (『10代のためのYAブックガイド150!2』の紹介文より抜粋)
友達とは何か。 友達から見た自分とは?それは本当の自分とは違うものか? 友達に好かれるために自分を変えるべきなのか、どこまで我慢すべきなのか。 そういうことを考えさせてくれた。
ハリネズミの発想がネガティブすぎて、共感どころかイライラするときもありましたが、終わり方がなんだか良かったです。
幸せってこういうことだよなあと思った。 次々と登場する動物たちの個性と関係性が面白い。カメとカタツムリのキャラクターが際立っていた。私はアリとキリン、フクロウに知り合いたい。 「ぼくは自分でもおいしいと思うケーキだけを焼くべきなのかもしれない」P39 「かつてどこかでここほど居心地いいと感じたこ...続きを読むとがあったという記憶がないんだよ」P117 「ぼくたちがいっしょにいたら、嵐も吹きとばして世界でいちばんいい天気になるんだ」P155 「ずっと雪が降り続くことを願った。」P165
ハリネズミが自分のように思えて、読むのが辛いときがあり、読み終わるのに1年ほどかかってしまいました。笑 挿絵がとっても素敵で、臆病なハリネズミや他の動物たちにどこか共感せざるを得ないと思います。 こんな人いるよな、とふっと笑えるような楽しい本です。
主人公のハリネズミが、どの動物を招待しようか想像しては悩み、想像しては悩み…というストーリーです。 表現がとてもかわいらしく、ケーキや紅茶が出てくるシーンは何度も読み返してしまいます。 落ち着きたい時、一人の時に読む本かなと思います。哲学的な要素も含むので、考えさせられるとまではいかずとも、感性が磨...続きを読むかれる作品かなと。 ただ、ストーリー自体に分かりやすい大きな流れが無く、エピソードで構成されている小説という点は考慮が必要です。
願いというより妄想。 ハリネズミが頭の中でぐるぐるクヨクヨ悩む気持ちよく分かる( ⌯᷄ ·̫ ⌯᷅ก ) 「大丈夫」と言ってあげたかった。 最後にリスが遊びに来てくれて良かったね。 たった1人でも分かり合える相手がいるだけで幸せだ。
登場するのは動物たちだけ。さぞメルヘンチックなお話なのかと思ったら、心配性で臆病なハリネズミが主人公。誰かに訪ねに来てほしい、だけど実際に訪ねてきたらどうしよう……身体中を覆うハリは、他者が近付けないようにする剣なのか、自分の身を守るための甲冑なのか……ハリネズミの家のドアからノックの音が聞こえない...続きを読むのは、本当にハリのせい? 招待状を書こうと考えあぐね、書いては消して、引き出しの中にしまいこんで。実態のないお客様をあれこれ想像しては怯え、悲しみ、絶望する。ヒトの世も、最近はSNSを通じて画面の向こうにいる顔の見えない誰かと繋がることが容易くなりました。 ハリネズミはヒトの気軽さを、ヒトはハリネズミ(ほど過敏になる必要はないけれど)の慎重さを、それぞれ少しずつ分けあえたらな、なんて思ったり。 付き合いって、難しいです。誰も寄り添ってくれないことをハリのせいに出来たら楽かもしれない。ハリの中で小さくなっていたらずっと安全かもしれない。それでも、誰かをハリで傷付けてしまったら謝って、ハリは攻撃するためのものじゃないんだよ、と伝えられたら、少しずつ変化が生まれていくのかもしれません。
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