ぼくが死んだ日

ぼくが死んだ日

「ねえ、わたしの話を聞いて……」偶然車に乗せた少女に導かれてマイクが足を踏み入れたのは、十代の子どもばかりが葬られている、忘れ去られた墓地。怯えるマイクの周辺にいつのまにか現れた子どもたちが、次々と語りはじめるのは、彼らの最期の物語だった……。廃病院に写真を撮りにいった少年が最後に見たものは。出来のいい姉に嫉妬するあまり、悪魔の鏡をのぞくように仕向けた妹の運命は。サルの手に少女が願ったことは。大叔母だという女の不潔な家に引き取られた少女が屋根裏で見たものは。ノスタルジー漂うゴーストストーリーの傑作。

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ぼくが死んだ日 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    通勤時に丁度いい文庫だと思った。

    「みんなの話を聞いて」 忘れられた墓地で 十代の十人の子どもたちが語る 彼らの生きた証から死ぬ瞬間までの物語。

    十人の子ども達が話す物語の中で私が特に心に残ったのは「ジーナ」の話。

    シカゴの名前はないが固い絆で結ばれた地域で「うそつき」呼ばわりされているジーナ

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    2017年11月10日

    Posted by ブクログ

    夜中車を飛ばしてた少年マイク。
    偶然道で拾ったメアリアンに導かれ彼が辿り着いたのは、十代の子供ばかりが眠る忘れ去られた墓地。
    マイクはそこで幽霊となった子供たちが語る死に際に耳を傾ける事に……

    ジュブナイルなテイストのゴーストストーリー。文章は読みやすく茶目っけがきいている。
    一遍ごとに語り手が交

    0
    2017年08月24日

    Posted by ブクログ

    深夜のシカゴ郊外を自動車で飛ばしていた16歳のマイクは、突然現れた少女に導かれ、うち棄てられた墓場に辿り着く。怯えるマイクの元に、早すぎた死の物語を聞いてくれと霊たちが続々集まってくる。そこは十代の子どもばかりが埋葬された墓地なのだった。古今の物語をマッシュアップしたヤングアダルトホラー。


    面白

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    2021年02月07日

    Posted by ブクログ

    「ねえ、わたしの話を聞いて……」偶然車に乗せた少女、メアリアンに導かれてマイクが足を踏み入れたのは、十代の子どもばかりが葬られている、忘れ去られた墓地。怯えるマイクの周辺にいつのまにか現れた子どもたちが、次々と語り始めるのは、彼らの最後の物語だった……。廃病院に写真を撮りに行った少年が最後に見たもの

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    2017年10月26日

    Posted by ブクログ

    不幸にして十代で死んでしまった子供たちの幽霊が、自分たちが死ぬに至った物語を順に語っていく連作ホラー。リアルに恐ろしく悲しいものや、どこかしらシュールながらやはり恐ろしいものや、さまざまなテイストが楽しめます。そしてその物語を聞き続ける少年マイクがいったいどうなってしまうのか、というところも読みどこ

    0
    2017年06月10日

    Posted by ブクログ

    真夜中、ティーンエイジャーのみが埋葬される墓場に足を踏み入れたマイク。幽霊たちが、死んだときの話を語る。
    モンスターあり、怪奇現象あり、運命のいたずらなのか不運なのか、精神異常も。

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    2017年04月30日

    Posted by ブクログ

    ステキな表紙。可愛いゴーストストーリー。
    導入に引き込まれる。
    「猿の手」とシェイクスピアのミックス少女版「リリー」が気に入りました。

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    2017年03月26日

    Posted by ブクログ

    真夜中に少女に導かれて墓場に来たマイク。そこに眠る10代の子どもたちの幽霊が自分の死んだ時の話を語り出すのを聞く。皆、自らの行為のせいで死んだ子たち。

    生きていた年代は様々で現実離れしたSFチックなお話もある。
    ゾッとするのもあったが、ホラーというほど怖くはなく、ちょっぴり切ないノスタルジックな怪

    0
    2023年10月04日

    Posted by ブクログ

    日本のホラーがじわじわくるのに対して、物理的な恐怖や未知の「生物」に対しての恐怖が多い。
    目に見えないものに対して恐怖を抱くのか、目に見えるものに対して恐怖を抱くのか。
    恐怖にに対して考え方が違うのかとしみじみ思う。

    0
    2019年02月21日

    Posted by ブクログ

    10代で死んだ子供たちが埋葬されてる墓地で語られる、彼らが死んだ理由。

    語るのは、死んだ本人。
    聞き手は、不思議な力によってその墓地に連れてこられた若者。

    ミステリー? ホラー小説なんだけど、あまり怖くなく、アメリカンノスタルジー。

    0
    2019年01月15日

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