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なにが彼らを“怪物”にしたのか?
ボツワナの現職女性大臣が
実際の儀礼殺人事件をもとに描いた
驚愕のアフリカ発サスペンス。
ある午後、ある村で行方不明になった12歳の少女。
村では「儀礼殺人」ではと噂が流れるが、警察は野生動物に襲われたのだと結論づけた。
5年後、その村に赴任した若者が、ひょんなことから事件の真相を追うことになる。警察、政治家、実業家、校長、村人、被害者の母…
何重にも折り重なった嘘と秘密の先で、彼女が見たものとは―。
ラスト10ページ、あなたの耳から悲鳴が離れなくなる。
Posted by ブクログ 2022年10月11日
古より慣習として残る「儀礼殺人」、今なおそれにより命を落とす子どもが多くいることを、私は知らなかった。
権力を得るために、呪術師や呪術医を頼る。困り事があると、医師よりも役所よりもまず相談に行くのは彼らの慣わしである。問題や事件は彼らに占いで解決してもらおうとする。そんな風に一見馬鹿げたような話がご...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月05日
ボツワナでの儀礼殺人事件を下敷きにしたアフリカ発のサスペンス。著者のユニティ・ダウは現職のボツワナ国務大臣である。
『テスカトリポカ』もそうだったが、陰惨な殺人を扱った小説は言葉で感想を述べるのが難しい。主人公であるアマントルが権力に果敢に挑み、事件の内容を掘り起こしていく様は痛快なように見える。...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月09日
アフリカ、ボツワナの現職女性大臣が今のアフリカに残る“儀礼殺人“の実態を、ミステリーの形式で告発した作品。サバンナをライオンや象が行き交い、人々は呪術医にいまだに頼ったりする、そんな世界をなかなかイメージしづらく読むのに時間がかかったけれど、身の毛のよだつラスト10ページなど、読み応えのあるものだっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月16日
ボツワナの最高裁判事であるユニティさんが、在任中に書かれて小説。
本当にあった儀礼殺人をもとに書かれたもので、フィクションとして書かれていたが、とてもリアリティを感じた。
アフリカでは儀礼殺人とか儀式殺人といって呪術師の指導の元人体の一部を供物にしたり、食べたりすることによって富を得たり、力が増...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月12日
ああ・・・
辛い、辛いよ・・・
ユーモアも交えて描いてる(友人がサバンナでキャンプしてパニくるとことか)から読みやすいけど、あの子の身に起こった事を思うと・・・
もう、子供を大事にしない男どもは一度滅びたほうがいいんじゃないか。
いや違う。自分の子供じゃないからいい、自分とは関係ないから、と思...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月24日
ボツワナを始めとしたアフリカ各国で今尚発生している「儀礼殺人」(富や地位をもたらすと信じられている儀式に必要な人体の一部を得る目的で犯される殺人)を題材としたサスペンス小説。アフリカ発のサスペンス?!儀礼殺人?!しかも現職の女性外務大臣が執筆、っておいおいおい情報量多過ぎるだろ!と興奮しながら手に取...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月27日
儀礼殺人を扱った小説。小説の最初のほうは、なかなか読み進めることが難しかった。男性の考え方があまりにも、こちらと違いすぎて。胸糞悪い、という言葉がぴったりだった。
アマントルが登場してから、どんどん読み進めることができたのに、ラストに打ちのめされてしまった。
誰だれの母、誰だれの父、という呼び方が当...続きを読む
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