夜の署長

夜の署長

702円 (税込)

3pt

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夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、
“夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。
「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、
同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、
新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。

多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。
緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。
実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、
さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。

事件の構図は単純なものと思われたが、
“夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、
3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。
東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、
拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、
下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。
するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。
ほか4編収録。

警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。
彼の過去には何があったのか。
新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。

解説・村上貴史

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夜の署長 のシリーズ作品

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  • 夜の署長
    702円 (税込)
    夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、 “夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。 「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、 同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、 新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。 多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。 緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。 実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、 さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。 事件の構図は単純なものと思われたが、 “夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、 3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。 東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、 拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、 下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。 するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。 ほか4編収録。 警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。 彼の過去には何があったのか。 新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。 解説・村上貴史
  • 夜の署長2 密売者
    719円 (税込)
    夜間犯罪発生率日本一の新宿署で“夜の署長”の異名を取る下妻晃。 警察小説の旗手が本領を発揮した人気シリーズ第2弾! ビジネスホテルでIT企業の重役が不審死を遂げた。(穂先の死) 新大久保のブラック保育園で異物混入事件が発生。(オーダー) 歌舞伎町に本物の警官の制服を販売する店が出現。(密売者) セレブたちの住む西新宿のタワーマンションで子供が消えた。(塔の死角) 新宿の表も裏も知り尽くし、“夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻晃警部補が、新人女性刑事・村上沙月らとともに、虚飾と欲望にまみれた街で起こる怪事件に挑む。
  • 夜の署長3 潜熱
    660円 (税込)
    北新宿の路上でホストが暴行された。新宿署の古城美沙巡査部長は、入院したホストに話を聞くため医大病院でベテラン警部補・下妻晃と合流する。その時、病院理事長が銃撃された。白昼堂々起きた衝撃の射殺事件の黒幕は、何者なのか――。新宿の裏も表も知り尽くした“夜の署長”こと下妻の活躍を描く、大人気シリーズ第3弾! 【大人気警察小説シリーズ第3弾!】 医大病院の理事長が凶弾に斃れた 新宿署伝説の刑事 因縁の事件の蓋が開く! 銃撃事件の裏に歌舞伎町の住人が? ホストグループの抗争 窃盗症(クレプトマニア)犯 連続放火犯 中国人ネットワーク シリーズ既刊好評発売中! 『夜の署長』 『夜の署長2 密売者』

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夜の署長 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    著者らしい地味な警察小説短編集。
    過剰にならない程度に刑事たちの個性が描かれており、少しキャラ付け的な部分が抑制されすぎているようにもおもえる。その意味では退屈だと感じる人もいるかもしれない。ただし丁寧に読んでいくと、新人キャリアらしい野上の背伸びやじゃじゃ馬娘的な古城の喧嘩っぱやさなどが随所で見ら

    0
    2021年01月10日

    Posted by ブクログ

    店頭でちょっと気になった連作短編集、初めての安東能明。
    夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える警視庁:新宿署を舞台に、「夜の署長」と呼ばれる伝説の刑事と、新米キャリア警部補の交流を中心に事件を連作短編の形で描いています。
    話は良く出来てると思うのですが・・・登場人物に全く感情移入できず・・・
    店頭で

    0
    2018年12月09日

    Posted by ブクログ

    東大法学部を卒業した新人刑事の野上は、新宿署に配属された。日本最大のマンモス署にして夜間犯罪発生率も日本一の新宿署には、“夜の署長”の異名を取る伝説の刑事・下妻がいた。捜査一課の敏腕刑事だった下妻は、なぜ10年も新宿署に居続けるのかー。野上は次々起こる事件の捜査を通じ、下妻の凄みを知る。

    0
    2018年05月27日

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